こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。
このブログでは、転職ノウハウや転職サイトの選び方などを解説しています。

介護職に転職したいです。
でも不安も大きいので成功の秘訣を教えてください。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 30代から介護業界に転職するメリットとデメリット
- 介護業界に向いている人と向かない人
- 30代の介護転職を成功させるコツ
- 30代で介護業界に転職する際の注意点
- よくある質問
本記事は「介護業界への転職を検討している30代の方」に向けて解説しています。
この記事を読めば、不安を解消できるだけでなく転職を成功させる秘訣まで理解できるようになります。
- 介護業界に興味がある30代の方
- 介護業界に転職したいけど不安な方
- 介護業界への転職を成功させる秘訣を知りたい方
こんな方にピッタリの内容になっています。
※3分で読めますので最後までご覧ください。

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【結論】30代無資格未経験でも介護転職はできる!
介護業界は転職しやすい業界で、30代無資格未経験でも問題ありません。
- 年齢
- 性別
- 経験の有無
このような要素は関係なく働けるところも介護転職が人気の理由です。
介護職への転職理由
どんな理由で介護転職する方が多いのかは以下のデータをご覧ください。
引用:介護求人ナビ
上位3つは以下の通りです。
- 仕事内容に魅力を感じた
- 手に職を付けたい
- 親族の介護がきっかけ
他にもライフワークバランスを重視した働き方を望む方が増えている印象です。
介護職員の年齢構成
介護職員の年齢構成は以下の通りです。
20歳未満 | 20歳〜29歳 | 30代〜39歳 | 40歳〜49歳 | 50歳〜59歳 | 60歳以上 | |
男性 | 0.3% | 13,3% | 29,2% | 27,3% | 14,1% | 11,9% |
女性 | 0,3% | 6,0% | 13,7% | 24,1% | 25,9% | 25,5% |
引用:厚生労働省
ご覧の通り介護職は30代〜40代がボリュームゾーンです。
つまり、30代の方が転職して活躍している業界であると言えます。
子育てが落ち着いたからという理由もありますね。

30代から介護業界に転職するメリット
多くの30代が介護業界で活躍していますが、介護業界で働くメリットはどのようなものがあるのでしょうか。。
メリット
- 働きながら資格が取れる
- 需要が高い仕事である
- 柔軟な働き方ができる
- 一生物の技術が身に付く
- やりがいを持ち働ける
この5つです。
働きながら資格が取れる
介護業界は働きながら資格が取れます。
介護の資格
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
- 喀痰吸引等研修
- 福祉用具専門相談員
- 介護支援専門相談員
働きながら必要な知識を習得することができ効率よく資格取得ができます。
また資格を取ることでキャリアアップや条件が良くなるところも魅力です。
需要が高い仕事である
介護の仕事は今後さらに需要が伸び続けます。
年度 | 65歳以上の高齢者数 | 65歳以上の高齢者割合 | 必要な介護職員数 | 介護職員の不足人数 |
2019年 | 3,588万人 | 28,4% | 211万人 | ー |
2025年 | 3,677万人 | 30,0% | 243万人 | 32万人 |
2040年 | 3,921万人 | 35,3% | 280万人 | 69万人 |
2つのデータから分かる通り、高齢者は増加し介護職員は不足してくる。
なので、今後も需要は拡大することが予想されます。
柔軟な働き方ができる
介護職はさまざまな働き方ができます。
介護職の働き方
- 正社員
- 非常勤
- パート・アルバイト
- フレックス
- 夜勤専従
夜勤が必ずあるように思われがちですが、訪問入や通所介護のように夜勤がなく日曜が休みの仕事もあります。
自分のライフスタイルに合わせて働くことができるのもメリットです。
一生物の技術が身に付く
介護の仕事をしていると一生物の技術が身に付きます。
- 介護保険法について
- サービスの決め方
- 良い業者の見極め方
- 介護技術
資格を取得するとさらに将来の役に立ちます。
自分の家族に介護が必要になったとき、あなたの介護技術が必ず役立つでしょう。
やりがいを持ち働ける
介護職はやりがいのある仕事です。
- 感謝される
- 人に必要とされる
- 人に役立てる
- 涙を流して喜んでもらえる
このような感覚はやりがいにつながります。
それは人の生活に直結する仕事だからです。

30代で介護職に転職するデメリット
一方、デメリットもあります。
デメリット
- 収入面での苦労
- 歳下上司
- 体力的にきつい
この3つです。
収入面での苦労
介護職に転職すると収入面で苦労する可能性があります。
業界全体の年収(平均) | 約433万円 |
介護業界 | 約353万円 |
このデータから分かる通り、介護業界の年収平均値は全体と比較して約100万円近く低いことになります。
前職にもよりますが、条件をしっかり見極めないと大幅な年収ダウンになる可能性があります。
一度上がった生活水準は下がられないもの。
なので、できるだけ条件の良い会社に転職する必要があります。

»訪問入浴介護の年収事情【年収アップの方法と優良業者の選び方】
歳下上司
30代で転職すると歳下上司になります。
これはどの仕事に転職しても同じですが、やはりプライドが邪魔することもあります。
- 歳下に指示される
- 歳下に業務を教わらないといけない
- 歳下に質問することになる
- 歳下の方が給与が高い
- 歳下に怒られる
これは割り切るしかないし、自分の立場を上げる努力をしましょう。
体力的にきつい
介護業界は体力を使う仕事です。
前職が体力を使わない仕事に就いていた方は、介護職の仕事が体力的にきついと思うかもしれません。
- 発汗量が多い入浴介助
- 無理な姿勢での体位交換
- 体重の重い方の抱え
- 夜勤
- 人不足での連続勤務
介護職は体力を使う仕事だということはしっかり認識しておきましょう。
自分に合った仕事を選びたいものですね。

介護職に向いている人と向かない人の特徴
介護職に向いている人と向かない人にはどんな特徴があるのでしょうか。

向いている人
介護職に向いている人は以下のような人です。
向いている人
- 人に役立つ仕事がしたい
- 協調性がある人
- 洞察力がある人
- 人と関わるのが好きな人
詳しく解説します。
人に役立つ仕事がしたい人
人に役立つ仕事がしたい人は介護職が向いています。
- 食事介助
- 排泄介助
- 入浴介助
など、利用者はあなたの手助けがないと生きていけません。
利用者からの感謝されたとき、人に役立っていると感じられるでしょう。
協調性がある人
介護職は協調性がないと活躍できません。
介護職は一人で行動することが多いように思われがちですが、実際は違います。
- 他職種との連携が必要
- 同僚との情報共有が必須
- 家族への報告義務
などなど、多くの方との関わりがあります。
自己中心的な考えの方はチームの輪を見出すことになるので、協調性がある方が向いている仕事です。
洞察力がある人
介護の現場では利用者の観察が必要です。
- 利用者の身体状況の変化
- 家族様の悩み
- 皮膚トラブル
- 会話からわかる悩み事
- 虐待の有無
利用者をじっくり観察し状況の変化に敏感な方が向いています。

人と関わるのが好きな人
人と関わることが好きな人は介護の仕事に向いています。
- 利用者
- 家族
- 関係者
このように多くの方と関わることになります。
人と関わることが好きな人は介護の仕事にピッタリです。
向かない人
向かない人は以下のような人です。
向かない人
- 忍耐力がない人
- 潔癖症な人
- 体力に自信がない人
上記3点を解説します。
忍耐力がない人
介護職は忍耐力がない人には向きません。
介護を必要とする人はあなたのように自由に動ける方ばかりではありません。
- 寝たきりの方
- 好きに行動できない
- 認知症を患っている
- 言いたいことが言えない
- 思っていることを伝えられない
また病状により暴言を吐かれたりもします。
根気よく利用者と向き合えない人は介護職には向かないかもしれません。
潔癖症な人
介護職は潔癖症な人には向きません。
3Kと呼ばれる仕事と言われる介護職は、きれいな仕事ではない部分もあります。
- おむつ交換
- 劣悪な住環境
- 食べこぼしの処理
- 悪臭
- 長期間入浴していない
このあたりは介護の現場では普通にあります。
そこに対して対応できない方は介護職には向かないでしょう。
体力に自信がない人
体力に自信がない人も介護職は難しいかもしれません。
- 夜勤
- 抱えなどの力仕事
- 入浴介助
などなど、介護業界は意外と力がいる仕事です。
大柄の利用者もたくさんいらっしゃるので、体力に自信がない人は辛くなる可能性もあります。
30代の介護転職を成功させるためのコツ
30代の介護転職を成功させるためのコツをご紹介します。
成功のコツ
- 転職の目的を明確にする
- 情報収集は念入りに
- 転職の流れを掴む
- 転職サイトに登録する
- エージェントに依頼する
この5つです。
転職の目的を明確にする
転職の目的を明確にしましょう。
転職の目的
- 何のために転職するのか
- ゴールはどこに設定するのか
- 転職後にどうなっていたいのか
- 譲れないポイント
なぜ転職をするのかを明確にすることが一丁目一番地。
ここが定まらないと全てがぶれてしまいます。
その行動の根本にあるのが「転職の目的」になります。

情報収集は念入りに
転職活動では情報収集を念入りに行いましょう。
知りたい情報
- 職場の雰囲気
- 労働条件
- 残業時間
- 離職率
- 有給取得率
転職を失敗させないためにも求人票に記載されていない情報が重要になります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも必要な情報を念入りに収集していきましょう。
転職の流れを掴む
転職の流れを掴むと効率的に進めることができます。
介護業界の転職の流れは以下の通り。
転職の流れ
- 自己分析する
- 情報収集する
- 施設見学する
- 求人に応募する
- 応募書類を作成する
- 面接する
- 退職手続き
- 入社
多少の違いはあれど、大枠の流れは上記の通りです。
実際の雰囲気を確認できるのは入社の安心感に繋がりますよ。

転職サイトに登録する
介護士への転職は転職サイトに登録しましょう。
転職サイトのメリット
- 自分のペースで活動できる
- 手軽に求人検索ができる
- 誰かに邪魔されることがない
- コンテンツ記事が充実している
- エージェントをつけることができる
30代の介護転職なら、介護職特化の転職サイトに登録しましょう。
オススメの介護転職サイトは以下の通り。
エージェントに依頼する
最もおすすめのコツがエージェントに依頼するということです。
転職エージェントのメリット
- 非公開求人の紹介が可能
- 面接対策ができる
- 応募書類の添削が可能
- 転職相談にのってもらえる
- 企業の内部情報を知れる
- 採用率が上がる
エージェントは転職のプロ。
強力な助っ人になります。
以下の記事で解説しました。

30代で介護業界に転職する際の注意点
30代の方が介護業界に転職する際の注意点は以下の通りです。
注意点
- 現実と理想の差
- 簡単な仕事ではない
- 転職失敗の可能性もある
この3つです。
理想と現実の差
介護業界は世間一般的に3Kや5Kと言われる業界です。
- きつい
- 汚い
- 危険
- 臭い
- 給料が安い
人から感謝されやりがいのある仕事とは言え、ネガティブな側面もあることはしっかりと認識しておくべきです。
簡単な仕事ではない
介護職の業務内容は実は難しいことはありません。
- 入浴介助
- 食事介助
- 排泄介助
利用者の生活をサポートすることが基本になるので、クリエイティブに仕事を作り出していく業界ではないからです。
しかし介護職の裏側には利用者が何を望んでおり、どんな支援が必要なのかを考えた行動が求められます。
誰にでもできるけど、誰にでもできない仕事。
それが介護職です。
転職失敗の可能性もある
転職は失敗の可能性もあります。
- 年収が下がるかも
- 自分には合わないかも
- 人間関係が悪いかも
- 条件が違うかも
- 休みが取れないかも
100%満足のいく転職は難しいかもしれない。
でも失敗の可能性を低くすることは可能です。
転職を失敗しないために
- 転職目的を明確にする
- 業界研究をする
- 自己分析をする
- 情報収集する
- エージェントに依頼する
前述の内容をしっかり実行していきましょう。
【Q&A】30代の介護転職でよくある質問
30代の介護転職でよくある質問に回答します。
おすすめのサービスはどれでしょうか。
よい職場と悪い職場を見極める方法はありますか?
人により価値観が違うので正解はありませんが、職場見学をすることでミスマッチは防げると思います。
会社側も長期間働いてくれる方を探しており、離職率を下げられるなら見学希望にお応じてくれるはず。
あとは、面接時に聞きにくい質問も気になる内容なら必ず質問しましょう。
聞きにくいならエージェントに代理で聞いてもらうのも一つの方法です。
将来的なキャリア形成が不安です。
子育てや住宅ローンなどお金が必要になる年代で、将来のことって不安ですよね。
半官半民の社会福祉法人などは、キャリアアップが制度として整っていない場合があります。
一方で、規模の大きな大手などの株式会社は役職が明確に分かれており、昇格したらもちろん給与も上がります。
大手の株式会社がオススメです。
資格は必要でしょうか。
職種によります。
介護にはさまざまな資格がありますが、「初任者研修」を持っていると働きやすいです。
無資格でも働ける介護職もありますが、資格は一生物で持っていて損はないので可能であれば取得しましょう。
給与や働ける幅が増えますよ。
効率よく稼ぐにはどうしたら良いか。
社内で資格取得研修を実施している会社に入社し、資格を取得します。
また可能な限り夜勤に入ることで収入は増えます。
しかし体力的にキツくなりますので、自身の許容範囲で対応しましょう。
まとめ:30代でも介護職に転職は可能!
今回は「30代で介護職に転職するメリットや成功の秘訣」について解説しました。
記事の要点
- 30代で介護職に転職するメリット
- 働きながら資格が取れる
- 需要が高い仕事である
- 柔軟な働き方ができる
- 一生物の技術が身に付く
- やりがいを持ち働ける
- 30代で介護職に転職するデメリット
- 収入面での苦労
- 歳下上司
- 体力的にきつい
- 介護職に向いている人の特徴
- 人に役立つ仕事がしたい
- 協調性がある
- 洞察力がある
- 人と関わるのが好きな人
- 介護職に向かない人の特徴
- 忍耐力がない人
- 潔癖症な人
- 体力に自信がない人
- 介護転職を成功させるコツ
- 転職の目的を明確にする
- 情報収集は念入りに
- 転職の流れを掴む
- 転職サイトに登録する
- エージェントに依頼する
- 30代で介護職に転職する際の注意点
- 理想と現実の差
- 簡単な仕事ではない
- 転職失敗の可能性がある
そして30代にオススメの介護転職サイトは以下の3つです。
介護職は30代でも十分活躍ができる仕事です。
むしろあなたの力を必要としている会社は数多く存在します。
ぜひこの機会に介護職への転職を決断してみてはいかがでしょうか。
以上、なーぴょんでした。