こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。
このブログでは、転職ノウハウや転職サイトの選び方などを解説しています。

こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 体育会系の学生が就活で有利な理由
- 不利になりやすい懸念点
- 体育会系学生によくある課題
- 体育会系学生に向いている職種
- 内定をもらうために大切なこと
本記事は「体育会系学生は就職活動に有利なのか」について解説しています。
この記事を読めば有利な理由だけでなく懸念点まで理解できます。
- 体育会に属している就活生
- 有利・不利な理由をそれぞれ知りたい
- 就職活動を効率よく進めたい
こんな方にピッタリな内容になっています。
企業側の意見として就活生に役立つ内容になっています。

面接対策全般については以下の記事をご覧ください。
»面接対策のやり方まとめ【事前準備から質問への回答方法まで解説】
それでは早速見ていきましょう。
【結論】体育会系の学生は就職活動に有利!
まずは結論ですが、体育会系の学生は就職活動に有利になることが多いです。
体育会系が有利な理由
- 体力がある
- 規律を守る
- 礼儀正しい
- 結果にこだわれる
- 協調性がある
これらを身に付けていることが多く、好意的に捉えられるからです。
しかし、だからと言って必ず内定をもらえるわけではありません。
体育会系の優位性を理解し、対策を立てることが大事となります。
次の章では、その理由について解説していきます。

体育会学生が就職活動で有利になる理由5選
体育会系の学生が就職活動で有利になる理由は以下の5つです。
有利になる理由
- 体力や精神力がある
- 組織での協調性がある
- 結果へのこだわりがある
- 自己管理能力が高い
- 礼儀を重んじれる
一つずつ解説します。
体力や精神力がある
一つ目の理由は体力や精神力があるからです。
- 過酷な練習
- 日常的に運動している
- 挫折からの成長
- 緊張する場面の経験
普段から体を動かし精神的に辛い環境に身を置いている体育会系の学生は、自然と体力や精神力が身につきます。
これは社会人になっても必ず役に立つものです。
組織での協調性がある
二つ目の理由は組織での協調性があるからです。
チームスポーツを経験した人は特に協調性が高くなります。
- 周囲と連携が必要な業務
- チーム全体で進めるプロジェクト
- 外部の関係機関と関わる仕事
これらに必要なものは協調性で、体育会系の学生をそれを自然と身につけています。
周囲を見ながら協調性を持てる体育会系の資質は間違いなく活かされることでしょう。
結果へのこだわりがある
三つ目の理由は結果へのこだわりがあるからです。
社会人になるとすべてのことにおいて結果を重視されます。
- 一部リーグに上がりたい
- 優勝したい
- 勝てるために計画を立てる
- 理想とする結果がある
体育会に属していると、自然と結果にこだわる性格になっているのではないでしょうか。
一つの目標に向け結果にこだわれる性格は社会に出ても必ず活かすことができます。
自己管理能力が高い
四つ目の理由は自己管理能力が高いからです。
- 決められた時間に集合する
- 次の日のために早めに寝る
- 体調管理をしっかりする
- 人に流されない
- 自分を律することができる
社会人になると自分で計画を立て仕事を進めていく場面に必ず出てきます。
その際に大切なスキルとして自己管理能力が挙げられ、体育会系に属しているとその能力が身についているはずです。
周りに流されず自分を律せることは体育会系の学生が有利になる資質です。
礼儀を重んじる
五つ目の理由は礼儀を重んじるからです。
- 監督やコーチなどの指導者
- 先輩
- 保護者
- トレーナー
- 競技関係者
体育会に属していると目上の人と関わることが多くなります。
そのため上下関係が厳格となり、礼儀を重んじる性格が身につきます。
次の章では不利になりやすい点をご紹介します。

就職活動で不利になりやすい3つの懸念点
就職活動で不利になりやすい懸念点は以下の3つです。
懸念点
- コミュニティーが狭い
- 精神論が仇となる
- 慢心しやすい
一つずつ解説します。
コミュニティーが狭い
一つ目はコミュニティーが狭いところです。
体育会に属していると部活以外でのコミュニティーが狭くなりがちです。
- 授業での関わり
- 海外への留学
- 課外活動
- バイト
これらが経験しにくいところが懸念点となります。

精神論が仇となる
二つ目は精神論が仇となるところです。
体育会に属している学生は精神力が高い一方、間違った考え方を持ってしまう恐れがあります。
- 結果がでないのは努力が足りないから
- 先輩上司の言うことは絶対
- 自分の部下にも精神論を強要してしまう
このような考えになってしまうと精神論が仇になります。
問題が起こったときには原因や背景をしっかり見定め、適切に対応策を講じていくことが大切です。
慢心しやすい
三つ目は慢心しやすいところです。
「体育会系は就活に有利」と聞いた学生には、それを信じるあまり慢心する学生がいます。
- 一般の学生より優遇される
- OB・OGに特別オファーされる
- OB・OG訪問に呼ばれる
- 指導者から企業を紹介される
- 謎な自信を持っている
このように慢心してしまうと入社後に苦労することがでてくるかもしれません。
自分の立場に甘んじることなく、自分自身を見つめながら就職活動を進めていきましょう。
体育会系の学生によくある3つの課題
体育会系の有利な点と懸念点を解説しました。
この章では体育会系の学生によくある課題を解説します。
3つの課題
- 就活に使える時間
- 経験の言語化が難しい
- 受動的になりやすい
深堀していきます。
就活に使える時間
一つ目の課題は就職活動に使える時間です。
部活動をしていると一般の学生より自分に費やせる時間が少なくなります。
- 合同企業説明会に参加できない
- 選考日程の調整ができない
- 自己分析や企業研究の時間が少ない
- 企業訪問の時間がない
時間が限られているからこそ効率的かつ効果的に就職活動を進める必要があります。
- 教員に対して就活への理解を求める
- 前もって準備しておく
- 早い段階から活動する
この辺りが大切です。
経験の言語化が難しい
二つ目の課題は経験の言語化が難しいところです。
- 時間を守る
- 協調性がある
- 礼儀を重んじる
- 結果にこだわる
体育会での経験は素晴らしい長所になるにもかかわらず、体育会系の学生はこれらを普通の感覚として認識しています。
そのため、いざ言語化しようとするとうまく伝えられない可能性があります。
自分が普通にしていることを見つめ直し、一度まとめてみることをおすすめします。

受動的になりやすい
三つ目の課題は受動的になりやすいところです。
各種競技はルールが厳格に決まっており、それに沿って活動することになります。
しかし決められたルールに従うことは得意でも、仕事ではルールにない発想を求められることがあります。
- 言われたことはできる
- ルールを決めるのは苦手
- 能動的に行動できない
このような性格では内定獲得が難しくなります。
自発的に考え行動することが大切です。
体育会の学生に向いている企業や職種の特徴
有利な点や不利な点、また課題を解説しました。
では就職先として体育会に属する学生はどのような職種が向いているのでしょうか。
向いている企業や職種
- 縦のつながりが強い
- 数値上のノルマがある
- 心身のタフさが必要
- チームワークが必要
この4つです。
縦のつながりが強い
一つ目は縦のつながりが強い会社が向いています。
体育会は上下関係が明確で縦のつながりが強いことが特徴です。
つながりが強い企業の特徴
- 規律を重視する企業
- 年上を敬う企業
- 年功序列の評価制度を有する企業
この辺りが向いています。
- 大企業
- 銀行
- 公官庁
このような企業が該当します。
数値上のノルマがある
二つ目は数値上のノルマがある職種です。
数値上のノルマがある職種
- 営業職
- 人材紹介
- 自分の裁量で行動できる職種
この辺りが向いています。
- 不動産営業
- 銀行営業
- 商社
このような営業職が該当します。
心身のタフさが必要
三つ目は心身のタフさが必要な職種です。
心身のタフさが必要な職種
- 一日何件も訪問する飛び込み営業
- 広い現場を歩き回る不動産管理
- 自分の足で稼げる外回りの仕事
- 顧客からのクレームをバネにできる仕事
- 上司からの圧が強い会社
この辺りが向いています。
- 新規顧客の開拓
- 既存顧客のルート営業
- 現場管理職
これらが該当します。
チームワークが必要
四つ目はチームワークが必要な職種です。
これが一番大切なことだと思います。
チームワークが必要な職種
- チームになって仕事をする企画職
- チームのノルマがある営業職
- 社内調整が頻繁にある部署
- 一人で完結できない職種
これらが向いています。
- 全ての仕事に共通して言える
一人で完結できる仕事は何一つありません。
つまり必ず誰かと連携する必要があります。
チームワークを自然と身につけている体育会学生は必ず有利になるでしょう。
志望企業に内定をもらうために大切なこと3選
では志望する企業に内定をもらうためには何を大切にしたらいいのでしょうか。
大切なこと
- 自己分析
- 企業研究
- 念入りに対策する
- エージェントに依頼する
この4つを解説します。
自己分析
一つ目に大切なことは自己分析です。
これは新卒・中途問わず就職活動には必須で、自己分析せずに自分に合った企業が見つかることはありません。
自己分析のポイント
- 自分に合った職種が明確になる
- 今まで知らなかった長所が見つかる
- 短所への対策も可能
- 就職活動の軸ができる
- 自分を見つめ直すことができる
就職活動において自己分析が一丁目一番地です。
ここには時間をかけてでもきちんと行いましょう。
企業研究
二つ目に大切なことは企業研究です。
いくら自己分析をして自分の存在価値を再認識しても、応募する企業の詳細がわからないと志望動機に深みが出ません。
企業研究のポイント
- 事業内容
- 同業界内での位置付け
- 企業の独自性
- 社風
- 成長性
- 取り組み
見るポイントはたくさんありますが、自分が興味を持てる部分を掘り下げて調べましょう。

念入りに対策する
三つ目に大切なことは念入りに対策することです。
対策するポイント
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 志望動機
- 長所・短所の整理
就職活動において選考対策は必須です。
準備しすぎるということはないので、きちんと整理して対策しましょう。
面接対策について記事をまとめました。
エージェントに依頼する
四つ目に大切なことはエージェントに依頼するということです。
エージェントのポイント
- 自分に合った企業の紹介
- 選考対策
- 応募書類の添削
就職エージェントは就職活動に必要な情報や対策を一緒にしてくれる心強いパートナーです。
昨今の就職活動では就活エージェントへの登録は必須になりつつあります。

»【体育会系の就活生必見】おすすめの体育会系就活エージェント7選
まとめ:体育会系の優位性を活かし内定を勝ち取ろう!
今回は「体育会系の学生は就活に有利なのか」について解説しました。
記事の要点
- 体育会学生が就職活動で有利になる理由
- 体力や精神力がある
- 組織での協調性がある
- 結果へのこだわりがある
- 自己管理能力が高い
- 礼儀を重んじる
- 就職活動で不利になりやすい懸念点
- コミュニティーが狭い
- 精神論が仇となる
- 慢心しやすい
- 体育会系の学生によくある課題
- 就活に使える時間
- 経験の言語化が難しい
- 受動的になりやすい
- 体育会系の学生に向いている企業や職種
- 縦のつながりが強い
- 数値上のノルマがある
- 心身のタフさが必要
- チームワークが必要
- 志望企業に内定をもらうために大切なこと
- 自己分析
- 企業研究
- 念入りに対策する
- エージェントに依頼する
そして体育会の学生に特におすすめできる就活エージェントは以下の3つです。
おすすめエージェント
- 「アスリートエージェント」
- 「Maenomery」
- 「ヒトツメ」
体育会系の学生は就職活動に有利ですが、対策をしないと内定を勝ち取ることができません。
体育会で培ってきた経験をぜひ就職活動に活かしてください。
以上、なーぴょんでした。