こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。
このブログでは、「介護転職」「訪問入浴」「退職代行」「面接対策」の4つのテーマについて解説しています。

面接で聞かれる質問はどのようなものがありますか?
こんな疑問にお応えします。
本記事の内容
- 面接での基礎知識
- 介護職への転職面接で聞かれる質問
- 介護職への転職面接で気を付けること
- 介護職への転職面接を通過させるためのポイント
本記事は介護職への転職を予定している方、面接で聞かれる質問をまとめました。
私は介護系企業の採用担当者として毎月10件以上の面接をしており、記事では面接時のリアルを解説しています。
- 介護職に転職したい人
- 面接を失敗したくない人
- 面接で聞かれることを知りたい人
こんな方にピッタリの内容です。
面接での良し悪しが合否を決めると言っても過言ではないので、ぜひ参考にしてください!

面接での基礎知識
面接での基礎知識として2つのことを紹介します。
基礎知識
- 介護面接でのマナー
- 面接での質問の流れ
一つずつ解説します。
介護面接でのマナー
一つ目は介護面接でのマナーについてです。
介護面接でのマナー
- 面接時間を厳守する
- 服装に気を付ける
- 話し方に気を付ける
- 話の内容をまとめておく
- 入社したい気持ちを伝える
- 持ち物などを忘れない
面接では双方が貴重な時間を使って調整するので失礼な態度になってはいけません。
貴重な時間が無駄にならないように、基本的なマナーやルールを守ることが大切です。
面接での質問の流れ
二つ目は面接での質問の流れを知っておくことです。
面接する企業によって質問の内容に若干の違いはありますが、質問の流れは大枠が同じです。
面接での質問の流れ
- 応募者に関する質問
- 志望動機に関する質問
- 経験や経歴に関する質問
- 入社後に関する質問
- 逆質問
面接での質問の流れを事前に把握しておくと落ち着いて話ができるようになるはずです。

【回答例あり】介護職への転職面接で聞かれる10の質問
介護職への転職面接で聞かれる質問は以下の通りです。
聞かれる質問
- 応募者に関する質問
- 志望動機に関する質問
- 経験や経歴に関する質問
- 入社後に関する質問
- 逆質問
- その他
上記6つについて解説します。

応募者に関する質問
1、自己紹介をお願いします。
◯◯と申します。約3年間、特別養護老人ホームで働いており、実際の介護をする中で、介護技術だけでなく、人との関わり方を学びました。
また初任者研修と実務者研修の資格を取得し自己研鑽にも励んでおります。
趣味は◯◯で休みの日にはそれに没頭しております。
本日は貴重なお時間をいただきますが、どうぞ宜しくお願い致します。
この質問のポイント
- ダラダラ話さない
- 全てを話そうとしない
- 簡潔に話す
- 表情も大事
- 声のトーンも大事
自己紹介では全てを話そうとせず、簡潔に自分を紹介することが大切です。
»面接官の心を掴む自己紹介の極意7選【最初の1分で勝負が決まる】
2、長所と短所は何ですか?
私の長所は協調性があるところです。
学生時代にチームスポーツをしておりました。チームスポーツでは周りの部員との協調性が絶対的に必要で、自分の意見を通すだけでなく、周りの意見にもきちんと耳を傾けられるようになったと自負しています。
この経験は社会人になってからも活かされており、まわりと協力しながら働く必要のある介護職にも絶対に必要な能力だと考えております。
一方で短所は心配性なところです。
自分の言動が正しいのか不安になることがありますが、わからないことがあれば教えを乞い、自信を持って行動できるようにしています。
この質問のポイント
- 仕事に関連させて話す
- 自慢話にならないように注意
- 短所を長所にも言い換える
- 具体的なエピソードを話す
- 結論ファーストで話す
この質問は自分を客観的に見れているのかを問われています。
自分の長所を思い切り表現しましょう。
»面接での長所と短所の答え方【質問の意図と回答ポイントを解説】

志望動機に関する質問
3、介護職を選んだ理由を教えてください。
私が介護職を志望した理由は人に感謝される仕事に就きたいと考えたからです。
どの仕事も感謝される仕事だと思います。
その中でも介護職は他の仕事よりも感謝される度合いが大きく、人生の大部分を占める働くということにおいて、大きなやりがいを感じながら働けると考えました。
また将来的に両親の介護が必要になった際、経験や資格が役立つと考えたからです。
この質問のポイント
- 次の会社を選んだ理由に関連する内容を話す
- 表面的な内容でOK
- 介護職に興味を持った理由を正直に話す
この質問は会社を選んだ理由の志望動機に直結する質問になります。
次に話す内容を意識しながら回答しましょう。
4、当社を選んでいただいた志望動機を教えてください。
私が御社を志望した理由は2つあります。
1つ目は、社員を大切にしている社風だからです。
御社は社員満足度を向上させるための福利厚生の拡充や離職率を下げる取り組み、頑張った分だけ評価してもらえる評価制度など、社員を大切にする取り組みを実践されています。
利用者に良いサービスをするためには、職員が前向きに働く必要があり、それを会社として取り組んでおられるところに感銘を受けました。
2つ目は、社員教育が充実しているからです。
入社時はもちろんのこと、定期的な研修の実施や資格取得支援も充実していることから、自分自身の介護士としてのキャリアアップも望めると考えました。
今まで培った協調性を持って、御社の一員として活躍したいと考え志望致しました。
この質問のポイント
- 結論から話す
- 熱意を伝える
- 自分が貢献できることを伝える
- 履歴書の内容を話す
- 少々熱すぎてもOK
志望動機こそ面接官に熱意を伝える最も大切な質問です。
自分の気持ちをきちんと伝えましょう。
経験や経歴に関する質問
5、前職を辞めた理由を教えてください。
前職の施設は平均介護度が要介護1〜3で、比較的ADLの高い利用者を担当しておりました。
そのため、総合的な介護スキルを身につけるという入社当時の思いと乖離があり、より専門的な介護技術を身につけたいと感じたからです。
自分でも最低3年は継続することを絶対条件としており、目標が達成できたので退職を選択しました。
御社では重度の方も数多くいらっしゃいます。
利用者に丁寧なケアを提供するだけでなく、自分自身も成長したいと考えております。
この質問のポイント
- ネガティブに捉えられる内容はNG
- 自己中心的に思わせない
- 明確な理由を話す
- 精神面等の理由も素直に話す必要はない
- 次の仕事に活かしたい気持ちを伝える
面接官にネガティブな印象を与えやすい前職の退職理由ですが、面接の場では必ず聞かれる質問です。
前職での経験を次に活かしていくように会話を組み立てていきましょう。
6、仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
仕事をする上で大切にしていることはコミュニケーションです。
介護職は一人でできない仕事が多く、必ず連携が必要になります。
自分の意見や行動ばかりを通すのではなく、仲間との関係性も大切にすることを心がけてきました。
この質問のポイント
- どのように働くかを見られている
- 仕事に対しての考え方を伝える
- 提供サービスに関連する内容を話す
面接官は入社した後にどのように働いてくれるかを知りたがっています。
業務に則していない内容はあまり良い印象を与えないので注意しましょう。
入社後に関する質問
7、入社後にはどのように働きたいですか?
私は幅広く介護技術を身につけたいと考えているので、どのような仕事も前向きに取り組みたいと考えております。
将来的には資格取得も考えており、介護士としてのスキルアップをしながら働きたいと思います。
この質問のポイント
- 面接官に入社後のイメージをさせる
- 自分の考えが明確にあるのか
- 仕事に関心があるのか
- 目標設定ができているか
- 前向きに働いてくれるか
面接官は本当に採用する人材か不安なものです。
明確なビジョンや目標設定をすることで、具体的に採用するべき人なのかイメージを与えましょう。
8、残業や夜勤はできますか?
現在、小さい子どもがいるため、夜勤や残業はできるだけ少なくしたいと考えております。
ただし家族の協力も得られるので、最大限頑張りたいと考えております。
この質問のポイント
- 無理なことをできると言わない
- できない理由を伝えること
- できないなりに働く意志を見せる
この質問は入社後の働き方に関わります。
「面接のときに夜勤できるって言ったよね?」とならないように、きちんと伝える必要があります。
逆質問
9、最後に何か質問はありますか?
資格の取得に励みたいと考えておりますが、資格取得支援にはどのようなものがありますか?
社内研修は具体的にどのようなものがありますか?
御社で活躍されている方はどのような方が多いでしょうか。
この質問のポイント
- 給与や残業については質問しない
- 入社後に活躍するための質問にする
- 求人情報から読み取れなかった内容を質問する
- スキルアップの質問が良い印象を持たれる
- 「特にありません」はNG
逆質問では求職者がどこまで真剣に入社を考えているかを見られています。
気になることは積極的に質問しましょう。
»面接官に刺さる逆質問の参考例23選【答え方のコツと注意点を解説】
その他
10、併願先はありますか?
御社のみ選考に進ませていただいております。
この質問のポイント
- 正直に言う必要はない
- 専願の方が入社意思が高いように思われる
- 第一志望であることを伝える
別の会社にも応募していることを正直に伝える人もいますが、その必要はありません。
あくまで応募企業に採用されることが目的なので、評価が下がるかもしれない話をあえてしないようにしましょう。

介護職への転職面接で気を付けること
介護職への転職面接で気を付けることは以下の通りです。
気を付けること
- 持ち物
- 身だしなみ
- 時間
- 話し方
持ち物
気を付けることの一つ目は持ち物についてです。
面接での持ち物
- 履歴書
- 職務経歴書(コピーも)
- 筆記用具
- クリアファイル
- メモ帳
- ハンカチ
履歴書や職務経歴書を忘れる方は少ないですが、筆記用具やメモ帳を忘れる方がいます。
- 面接時に記載するものがある
- 面接での話をメモに取る
- 書類が破れないようにファイルに入れる
会社に提出する書類など雑に扱っているのを見ると、採用をためらってしまいます。
一生残る資料になるので大切に扱いましょう。
身だしなみ
気を付けることの二つ目は身だしなみについてです。
面接での身だしなみ
- 服装はスーツが無難
- 落ち着いた印象の服装
- シャツはアイロンをかけておく
- 清潔感を意識する
あなたの印象は身だしなみで変わります。
身だしなみで損をするようなもったいないことがないように注意しましょう。
時間
気を付けることの三つ目は時間についてです。
たまに30分近く前に来られる方がいますが完全に逆効果です。
時間について
- 開始5分〜10分がベスト
- 事前に面接会場を下見しておく
- 早すぎると準備している最中かも
余裕を持った行動は大切ですが、余裕がありすぎると逆効果です。
相手の迷惑にならないように注意しましょう。
話し方
気を付けることの四つ目は話し方についてです。
話し方のポイント
- 結論から話す
- 簡潔に話す
- 語尾は言い切る
- 元気よく話す
- ゆっくり話す
- 身振り手振りを交える
- 面接官の目を見て話す
相手に聞きやすいスピードを心がけ、話の内容がきちんと理解してもらえるように話しましょう。
»採用したくなる面接での話し方7選【就活生に面接の極意を伝授】

介護職への転職面接を通過させるためのポイント
介護職への転職面接を通過させるためのポイントは以下の通りです。
通過させるためのポイント
- 企業分析を念入りにする
- 応募書類との一貫性
- エージェントに相談する
この3つです。
企業分析を念入りにする
一つ目のポイントは企業分析を念入りにするということです。
企業分析なくして面接官に刺さる話はできません。
企業分析のポイント
- 会社概要
- 社風
- 会社の強み
- 会社が求める人物像
- 競合他社との違い
- 将来の展望
これらの項目から自分が大切にしているポイントを調べ、応募書類や面接に活かしていきましょう。
また企業分析を念入りにすることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
自分が働く会社なので、じっくり調べてみましょう。
応募書類との一貫性
二つ目のポイントは応募書類と面接内容に一貫性を持たせるということです。
応募書類との一貫性がないと面接での発言がチグハグになってしまいます。
応募書類との一貫性
- 面接では応募書類を補足するような内容
- 絶対に別内容を話さない
- 提出する履歴書の内容を確認しておく
応募書類と面接での発言に一貫性があると、話の内容に重みがでてきます。
面接官は応募者の発言に集中しているので、書類と発言が一致していないと不信感が生まれます。
きちんと応募書類を作り込み。発言ができる練習をしましょう。
エージェントに相談する
三つ目のポイントはエージェントに相談するということです。
エージェントに相談すると採用率が飛躍的にアップします。
エージェントのメリット
- 非公開求人の紹介を受けられる
- 応募書類を添削してもらえる
- 面接対策ができる
- 会社の内部情報を知れる
- 採用率が大幅にUPする
エージェントの活用は転職活動の第一歩と言っても過言ではありません。
介護系のおすすめエージェントは以下の3つです。
登録は完全無料になるので、気軽に登録してみましょう。
まとめ:自信を持って面接に臨もう!
今回は介護職への転職面接で聞かれる質問と回答例を紹介しました。
記事の要点
- 介護面接での基礎知識
- 面接のマナーを知る
- 面接の質問の流れを知る
- 介護職の面接で聞かれる質問
- 応募者に関する質問
- 志望動機に関する質問
- 経験や経歴に関する質問
- 入社後に関する質問
- 逆質問
- その他
- 介護職への転職面接で気を付けること
- 持ち物
- 身だしなみ
- 時間
- 話し方
- 介護職への転職面接を通過させるためのポイント
- 企業分析を念入りにする
- 応募書類との一貫性
- エージェントに相談する
そして、おすすめできる介護エージェントは以下の通りです。
介護業界は人材不足が深刻な業界とは言え、対策をせずに望むと普通に落とされます。
しかし、この記事を参考に対策をすることで、飛躍的に選考通過率が高まるはずです。
介護職はやりがいのある素晴らしい仕事なので、ぜひ一歩を踏み出しましょう。
以上、なーぴょんでした。