こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。
このブログでは、転職ノウハウや転職サイトの選び方などを解説しています。

こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 労働組合の退職代行が違法と言われる理由
- 労働組合が運営する退職代行の特徴
- その他の退職代行との違い
- 労働組合の退職代行の注意点
- おすすめ退職代行
本記事は「労働組合の退職代行は違法なのか」について解説しています。
この記事を読めば、違法と言われる理由がわかりその不安を解消することができます。
- 労働組合はなぜ違法と言われるのか
- その他とどう違うのか
- 労働組合のメリット
これらを知りたい人にピッタリの内容になっています。
けど違法かもしれないと不安な方にピッタリの内容です!

退職代行とはどのようなサービスかは以下の記事で解説しています。
※3分で読めますので最後までご覧ください。
【結論】労働組合の退職代行は違法ではない!
まず結論ですが、労働組合の退職代行は違法ではありません。
一般企業が運営する退職代行では退職の意思を伝えるだけがサービス範囲です。
一般企業の場合
- 退職意思を伝えるだけ
- 交渉はできない
しかし労働組合は会社との交渉が可能です。
労働組合の場合
- 会社と交渉が可能
- 金銭の請求もできる
これらの違いは会社との交渉が合法的にできるかどうかの違いです。
でもかなり安全に利用することができます。

では、なぜ労働組合も違法なのではと言われるのでしょうか。
次の章で解説していきます。
労働組合の退職代行が違法と言われる理由
労働組合の退職代行が違法と言われる理由は4つあります。
違法と言われる理由
- 労働委員会から未承認
- トラブルは自己責任
- 費用は明確か
- トラブルの可能性が高い
一つずつ解説します。
労働委員会から未承認
一つ目の理由は労働委員会から承認されていない可能性があるからです。
労働組合は団体交渉権や税制上の優遇等、法的な保護を受ける代わりに以下のことが規定されています。
労働組合の条件
- 労働者が主体となって組織されている
- 労働者が自主的に組織している
- 労働条件の改善を目的にしている
- 組合規約に必要なルールが規定されている
これらの条件を満たしていないと労働組合として認められません。
そのため、「退職代行をするためだけに組織された労働組合はこれらの条件を満たしていないのでは?」と疑問視されます。
労働委員会からの承認を受けた法適合の労働組合でなければトラブルの元になります。
トラブルは自己責任
二つ目の理由はトラブルに責任を持てないからです。
弁護士には厳しい職務規定が定められている一方で、労働組合にはそれがありません。
- 法外な料金を請求された
- 退職できなかった
- 情報が漏洩した
- 会社から損害賠償請求された
これらが起こった場合にも自己責任になりかねません。
形だけの労働組合の場合にこれらの問題やトラブルが散見されるようです。
費用は明確か
三つ目の理由は費用が不明確なことがあるからです。
労働組合は交渉の対価として報酬を受け取ることができません。
- 組合費
- 寄付金
- 拠出金
- 組合自体の権利に帰属する解決金
そのため、これらから報酬を得ます。
弁護士のように委任契約書が存在することがなく、追加費用が加算される労働組合もあるようです。
結果的に法外な料金がかかることから違法ではと疑問を持たれることがあります。
詐欺集団の可能性もあるので気をつけましょう。

トラブルの可能性が高い
四つ目の理由はトラブルの可能性が高いからです。
- 依頼者の利益を最大化していない
- 最悪のケースを対処できない
- 高額な料金を請求される
実際に聞いていた話と違うということが起こることもあるため、違法と疑問を持たれることがあるようです。
次の章で労働組合が運営する退職代行の特徴を見ていきましょう。

労働組合が運営する退職代行の特徴
労働組合の運営する退職代行の特徴は以下の通りです。
特徴
- 確実に辞められる
- 交渉が可能
- 料金が安い
- バランスが取れている
一つずつ解説します。
確実に辞められる
一つ目の特徴は確実に辞められるところです。
- 会社が辞めさせてくれない
- 後任が入ってからと言われた
- 退職交渉が必要になりそう
- 未払い賃金がある
このような場合でもほぼ100%退職することができます。
会社との交渉ができる点も安心できるところです。
交渉が可能
二つ目の特徴は交渉が可能なところです。
- 有給の取得交渉
- 未払い賃金の交渉
- 残業代の交渉
- 退職日の交渉
労働組合はこれらの交渉が可能です。
一般企業が運営する退職代行は交渉ができませんので安心できるポイントとなるでしょう。
料金が安い
三つ目の特徴は料金が安いところです。
金額相場
- 弁護士法人:約50,000円くらい
- 労働組合:約30,000円弱
- 民間企業:約25,000円ほど
ご覧の通り、民間企業と労働組合の利用相場はそれほど変わりません。
安心感を考えても労働組合はコスパが良いと言えます。
»退職代行の金額相場はいくら?【金額で業者を選ぶリスクとおすすめ業者を解説】
バランスが取れている
四つ目はバランスが取れているところです。
労働組合は費用とサービス範囲のバランスが取れています。
弁護士法人 | 労働組合 | 一般企業 | |
価格 | △ | ◯ | ◎ |
交渉 | ◎ | ◯ | × |
どれにするか悩んだときには労働組合の退職代行がおすすめです。
これらは正しい業者選びをすることが前提となります。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。

»【退職代行の選び方】失敗しない方法と注意するポイントを解説
その他の退職代行の違い【比較表】
労働組合とその他の退職代行の違いをまとめました。
労働組合 | 弁護士 | 一般企業 | |
退職の意思を伝える | ◯ | ◯ | ◯ |
書類作成の相談 | ◯ | ◯ | ◯ |
退職書類を提出してもらう | ◯ | ◯ | ◯ |
退職交渉 | ◯ | ◯ | × |
本人に連絡しないように伝える | ◯ | ◯ | △ |
退職日の交渉 | ◯ | ◯ | △ |
未払い賃金の請求 | ◯ | ◯ | × |
残業代の請求 | ◯ | ◯ | × |
離職票の請求 | ◯ | ◯ | × |
訴訟対応 | × | ◯ | × |
上記表を見ると、労働組合の退職代行が最もバランスが取れているのがわかります。

労働組合が運営する退職代行の注意点
労働組合が運営する退職代行の注意点は以下の通りです。
注意点
- 慰謝料請求はできない
- 裁判は代理できない
- 違法になる可能性がある
この3つです。
慰謝料請求はできない
一つ目の注意点は慰謝料請求はできないところです。
- パワハラを受けた
- セクハラされた
- 精神的苦痛を被った
- 会社を訴えたい
これらの理由で慰謝料請求をしようと思っても労働組合はできません。
慰謝料請求をする際は弁護士に依頼する必要があります。
裁判は代理できない
二つ目の注意点は裁判は代理できないところです。
- 後任がいないのに辞められた
- 業務の進捗がわからない
- 取引先との関係が切れた
- 売上が大きく下がった
- 業務が停滞した
これらの理由で会社から損害賠償請求されることがあります。
しかし訴訟対応になった場合は労働組合が対応することはできません。
こちらも弁護士に依頼することになります。
安心して大丈夫ですよ!

違法になる可能性がある
三つ目の注意点は本記事の本題である違法になる可能性です。
- 労働組合として機能していない
- 運営会社の担当者が交渉している
- 「非弁行為の隠れ蓑」になっている
「労働組合=全て安心」ではないということはしっかりと認識しておきましょう。
労働組合のおすすめ退職代行3選
以上のことを踏まえ、おすすめできる退職代行を3つ紹介します。
おすすめ退職代行
一つずつ解説します。
退職代行Jobs
名称 | 退職代行Jobs |
料金 | 一律27,000円+組合会費2,000円 |
受付時間 | LINE、メールは24時間受付可能、電話は不明 |
対応範囲 | 全国 |
備考 | 弁護士監修+労働組合運営で超安心。引っ越しサポート等の付加サービスも充実。 |
退職代行ガーディアン
名称 | 退職代行ガーディアン |
料金 | 一律29,800円 |
受付時間 | LINE、メールは24時間受付可能、電話は不明 |
対応範囲 | 全国 |
備考 | 知名度抜群の退職代行。労働組合が運営で安心して依頼できる。 |
退職代行SARABA
名称 | 退職代行SARABA |
料金 | 一律24,000円 |
受付時間 | LINE、メール、電話は24時間受付可能 |
対応範囲 | 全国 |
備考 | メディア出演実績多数で知名度抜群の退職代行。転職無料サポート付き。 |
まとめ:正しい選び方で業者を決めよう!
今回は「労働組合の退職代行は違法なのか」について解説しました。
記事の要点
- 労働組合の退職代行が違法と言われる理由
- 労働委員会から未承認
- トラブルは自己責任
- 費用は明確か
- トラブルの可能性が高い
- 労働組合が運営する退職代行の特徴
- 確実に辞められる
- 交渉が可能
- 料金が安い
- バランスが取れている
- 労働組合が運営する退職代行の注意点
- 慰謝料請求はできない
- 裁判は代理できない
- 違法になる可能性がある
そしておすすめの退職代行は以下3つです。
おすすめ退職代行
- 「退職代行Jobs」
- 「退職代行ガーディアン」
- 「退職代行SARABA」
労働組合の退職代行は違法なのではと疑問を持つ方もいますが必ずしもそうとは限りません。
むしろ正しく業者を選ぶことにより、確実に辞めることができます。
違法か合法かを判断するためにきちんと選び、安心して依頼できる退職代行をご利用ください。
以上、なーぴょんでした。