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【穴場】訪問入浴の看護師の仕事内容!魅力から職場選びのポイントまで解説

10月 5, 2022

訪問入浴の看護師の仕事内容!魅力から職場選びのポイントまで解説

 

こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。

このブログでは、転職ノウハウや転職サイトの選び方などを解説しています。

 

悩む女性
訪問入浴看護師の仕事内容を知りたい!

興味あるんだけど。職場選びの方法があれば教えてください。

 

このような疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • 訪問入浴看護師の仕事内容
  • 訪問入浴看護師の役割
  • 感じられるやりがいや魅力
  • 訪問入浴看護師が抱えやすい悩みや注意点
  • 訪問入浴看護師に向いている人・向かない人
  • 働きやすい職場のポイント

 

本記事は「訪問入浴の看護師の仕事内容」について解説しています。

この記事を読めば、訪問入浴の看護師とは何かが理解できるようになるでしょう。

 

  • 訪問入浴の仕事に興味がある看護師
  • 訪問入浴の看護師の仕事内容が知りたい
  • 職場選びのポイントを教えてほしい

 

こんな看護師さんにピッタリな内容になっています。

 

※本編は3分で読めますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

訪問入浴とは、そもそもどんなサービスなのかについては以下の記事をご覧ください。

»訪問入浴とは

 

またサービスの流れや一日の流れについては以下の記事で解説しています。

»訪問入浴の流れ

 

それでは早速見ていきましょう。

 

訪問入浴の看護師の仕事内容

訪問入浴の看護師の仕事内容

 

訪問入浴の看護師の仕事内容は以下の5つです。

 

看護師の仕事内容

  • 浴前の健康確認
  • 入浴介助
  • 浴後の健康確認
  • 着脱
  • 家族との相談

 

一つずつ解説します。

 

浴前の健康確認

一つ目は浴前の健康確認です。

 

具体的には健康状態の確認がメインですが、バイタル測定する項目は以下の通り。

 

  • 体温
  • 血圧
  • 脈拍
  • 呼吸数
  • SPO2

 

訪問入浴を利用する方は状態が変わりやすいので、事前の健康確認は大切です。

 

既往歴や前回のバイタル数値を総合的に考え、入浴するかどうかの判断を行います。

 

入浴介助

二つ目は入浴介助です。

 

これは介護士と同じですが、入浴の手伝いをします。

 

  • 洗い方
  • 洗う場所
  • 洗う順番

 

状態の変化に気をつけ、全身観察しながら入浴介助を行います。

 

浴後の健康確認

三つ目は浴後の健康確認です。

 

  • 体温
  • 血圧
  • 脈拍
  • 呼吸数
  • SPO2

 

浴前と変わらないかの確認をします。

 

また必要な処置もこのタイミングで行います。

 

注意

訪問入浴の看護師は、原則医療行為をしてはいけないことになっています。

ここで行う医療行為は、入浴に必要なもので、何でもできるわけではないことを知っておきましょう。

 

着脱

四つ目が着脱です。

 

苦手意識を持つ方が多い着脱ですが、訪問入浴の看護師は必ず着脱に介入します。

 

  • 拘縮
  • かぶせタイプのパジャマ
  • 暴れる利用者

 

着脱をしにくい利用者はたくさんいますが、ここが腕の見せ所。

 

一人での着脱が難しい場合は、介護職員に相談して2名で対応しましょう。

 

注意

  • 骨折リスク
  • 衣服破れのリスク
  • 怪我のリスク

訪問入浴の着脱には多くのリスクがあることを忘れないようにしましょう。

 

家族からの相談

最後に家族からの相談です。

 

訪問入浴では家族から相談されることがあります。

 

  • オムツの当て方
  • 車椅子への移乗方法
  • 介護相談
  • 医療相談
  • 愚痴

 

介護者からの相談は多岐に渡ります。

 

家族は訪問入浴のスタッフが来ることを楽しみにしています。

家族の息抜きのタイミングになっているからです。

 

しっかりと相談に乗り、関係性を高めましょう。

 

看護師としてやりがいを感じられる場面でもあります。

病院ではそこまで深い関係性を築くのは難しいでしょう。

わたし

 

訪問入浴の看護師の役割は2つだけ

訪問入浴の看護師の役割は2つだけ

 

訪問入浴の看護師の役割は以下の2つです。

 

メモ

  • 入浴介助
  • 入浴の可否判断

 

解説します。

 

入浴介助

一つ目の役割は入浴介助です。

当然ですね。

 

介護職員と同じで、安全で快適な入浴を提供するということです。

 

  • 体の洗い方
  • お湯の温め方
  • 医療的視点に立った助言

 

ここは病院と違い、あくまで介護保険のサービスなので、快適な生活を送れる手伝いをするということが前提となります。

 

入浴の可否判断

もう一つの役割が入浴の可否判断をするということです。

 

前述しましたが、訪問入浴の看護師は医療処置をするためにいるわけではありません。

介護保険で「訪問入浴の看護師は医療行為をしてはいけない」と謳われているからです。

 

  • 入浴していいかどうかの判断
  • 入浴→清拭に切り替えるかの判断
  • 清拭もせずに中止にするかの判断
  • 判断がつかない時の医療職とのやりとり
  • 浴後の関係機関への情報共有

 

医療行為はできませんが、医療職と関わることによりチームがうまく回ります。

訪問入浴の看護師が鍵となる所以はこのあたりにあります。

 

訪問入浴の看護師が感じられるやりがいや魅力

訪問入浴の看護師が感じられるやりがいや魅力

 

訪問入浴の看護師が感じられるやりがいや魅力はどのあたりにあるのでしょうか。

 

私は以下の3つだと考えています。

 

やりがいや魅力

  • 利用者との距離
  • 処置が少ない
  • 利用者からの感謝

 

一つずつ解説します。

 

詳細はこちらでも解説しています。

»訪問入浴の看護師が感じられるやりがいとは?

 

利用者との距離

訪問入浴は利用者との距離が近いのが特徴で、それがやりがいにつながります。

 

  • 時間に追われてしまう
  • 患者に寄り添った看護ができない
  • 自分の思う看護師になれない

 

訪問入浴の看護師は病院勤務から転職する方が多いのですが、理由がまさにコレ。

利用者との距離が遠く、寄り添えないから。

 

一方で、訪問入浴の看護師は利用者との距離が近く、一人に集中したケアができる点が魅力です。

 

処置が少ない

訪問入浴の看護師は処置が少ないのも特徴です。

前述の通り、法律上で医療行為はできないことになっているからです。

 

  • 処置に自信がない
  • 医療行為よりも利用者に寄り添いたい
  • 長期間のブランクがあり手技に不安がある

 

こういった方に魅力的なサービスとなるでしょう。

 

面接を受けに来られる方に、産休・育休明けの主婦さんがたくさんおられます。

その理由は夜勤がなく固定休みもあり、医療行為が少ないからです。

わたし

 

利用者からの感謝

利用者からの感謝もやりがいや魅力になります。

 

こちらの表をご覧ください。

要支援1 0.2%
要支援2 0.6%
要介護1 2.6%
要介護2 8.2%
要介護3 12.2%
要介護4 26.9%
要介護5 49.4%

 

この表は、訪問入浴を利用する方の介護度の割合を示しています。

 

ここからわかることは、要介護4〜5の方が大半だということ。

 

私たちが依頼を断るとその利用者は二度とお風呂に入れないかもしれない。

 

そんな方が多いサービスなので、無事に入浴が完了したときには感謝の大きさは他のサービスよりも大きくなります。

 

全介護サービスの中で、最も顧客満足度が高いサービスが訪問入浴だと思っています。

それは人が「生きる」「死ぬ」と近いところで働いているからです。

わたし

 

訪問入浴で働く人には、ぜひこの感覚を味わってほしいと思います。

 

訪問入浴のやりがいについては以下の記事をご覧ください。

»訪問入浴のやりがいとは?

 

訪問入浴の看護師が抱えやすい悩みや注意点

訪問入浴の看護師が抱えやすい悩みや注意点

 

次は訪問入浴の看護師が抱えやすい悩みや注意点を見ていきましょう。

 

悩みや注意点

  • 体力的に大変
  • 処置は少ない
  • 責任の重さ
  • 人間関係

 

やりがいがある反面、辛いこともあります。

»訪問入浴の仕事は辛くてきつい?

 

体力的に大変

訪問入浴の看護師は、介護士と同様で体力的に大変です。

 

  • 重い物品搬入
  • エアコンがかかっていない部屋
  • 体重の重い利用者
  • 劣悪な住環境
  • 6件以上の工程

 

これら大変な要因は看護師だろうが介護士だろうが同じだからです。

 

病院やクリニック・介護施設と違い、訪問入浴は在宅介護特有の大変さがあることを理解しておきましょう。

 

処置は少ない

やりがいや魅力の部分でも書きましたが、訪問入浴は処置が少ないです。

 

これ実は諸刃の剣で、良い面もあれば悪い面もあります。

 

  • 最新の医療技術が学べない
  • 看護資格を生かしきれない
  • 腕が鈍る
  • マンネリしやすい
  • 看護技術を磨きにくい

 

訪問入浴はこれらに陥りやすくなります。

 

責任の重さ

訪問入浴の看護師は責任重大です。

入浴の可否判断をするというのは看護師しかできないからです。

 

  • 入浴するかの判断をする
  • 浴中のリスクに気を遣う
  • チーム唯一の医療職
  • 緊急時の指示助言
  • 医療機関との情報伝達

 

看護師がしっかりしている事業所は必ず信頼されます。

売上が上がったり新規利用者の依頼が増えたり…

それくらい看護師の存在は重要です!

わたし

 

人間関係

人間関係も悩みやすいことの一つです。

 

退職理由ランキング

  1. 結婚・妊娠・出産 等(25%)
  2. 人間関係(16%)
  3. 将来の見込みがつかない(15%)

 

人間関係の悪化による退職は不名誉な2位。

多くの方が悩んでいるんですね。

 

看護師は「できる」「できない」と言われやすい職種です。

 

介護士同様、人間関係で悩むことは多いということは知っておきましょう。

 

人間関係で悩むことが少ない職場の選び方については後述しますね!
わたし

 

訪問入浴で起こるトラブルをまとめました。

»訪問入浴でよく起こるトラブルとその対処法!

 

訪問入浴の看護師に向いている人・向かない人

訪問入浴の看護師に向いている人・向かない人

 

この章では、訪問入浴の看護師に向いている人と向かない人についてまとめます。

 

自分には訪問入浴が合っているかの参考にしてくださいね!
わたし

 

向いている人

訪問入浴に向いている人は以下のような人です。

 

向いている人

  • 医療行為に自信がない
  • ブランクがある
  • 一人の利用者に向き合える

 

一つずつ解説します。

 

医療行為に自信がない

医療行為に自信がない人に向いています。

 

そもそも訪問入浴の看護師は医療行為をしてはいけないことになっています。

 

  • 胃ろうの交換
  • IVHの抜き差し
  • 摘便
  • 服薬管理
  • 吸引
  • 入浴に関係ない処置

 

この辺りを訪問入浴の看護師がすることは基本的にありません。

 

医療行為に自信がない人に向いています。

 

ブランクがある

訪問入浴の看護師はブランクがある人にも向いています。

 

  • 介護現場から離れていた
  • 産休・育休でブランクがある
  • 徐々に慣らしていきたい

 

こういった方にピッタリです。

 

また夜勤がなく固定休があるのも特徴で、少しずつ体を慣らしていきたい方に合った働き方ができる点も魅力でしょう。

 

一人の利用者に向き合える

一人の利用者と向き合って働きたい人にも向いています。

 

病院で働く場合

  • 時間に追われる日々
  • やることが多すぎる
  • 患者と向き合えない
  • 家族との関わりがない
  • 思い描いた看護師像とかけ離れている

 

病院で働いているとこのように思うことが多いですが、訪問入浴は真逆です。

 

訪問入浴で働く場合

  • 3人1組なので手厚いケアが可能
  • 一人に最大限の時間を使える
  • 家族とも関わりが強くなる
  • 一人に向き合ったケアができる

 

自分の価値観に合わせて働きたいものです。

 

病院に勤めていながらWワークで訪問入浴の仕事をしている人も多いです。

Wワークには訪問入浴がオススメな理由を解説しました。

»詳しくはこちら

 

向かない人

一方、向かない人は以下の通りです。

 

向かない人

  • コミュニケーションが苦手
  • 協調性がない人
  • 看護スキルを磨きたい人

 

一つずつ解説します。

 

コミュニケーションが苦手

コミュニケーションが苦手な人には向きません。

 

訪問入浴は前提として「サービス業」です。

医療を提供する病院とは根本的に存在意義が違います。

 

  • 挨拶ができる
  • 笑顔で相手と話ができる
  • 目を見て話ができる
  • 礼儀を持って関われる

 

こういった基本的なコミュニケーションスキルは大切になります。

 

協調性がない人

協調性がない人にも向きません。

 

訪問入浴は3人1組で行動します。

なので自己中心的な性格の人にはあまり向きません。

 

  • 自分さえ良ければいい
  • 人に合わせるのが苦手
  • 一人で行動したい

 

こういった考えがあれば訪問入浴には合わないかもしれません。

 

上記2つは看護師というより、その人自身の性格的な要素が多い部分です。

 

看護スキルを磨きたい

看護スキルを磨きたい方にもあまり向きません。

なぜなら、訪問入浴の看護師は医療行為をしないからです。

 

  • 最先端の医療を提供したい
  • 看護師資格を生かしたい
  • 看護師としての実力を高めたい
  • 自身のスキルを磨きたい

 

こういった方には物足りないと思ってしまうかもしれません。

 

自発的に学んでいこうとする姿勢が大切です。

 

向き不向きについては以下の記事をご覧ください。

»訪問入浴の仕事が向いている人の特徴10選

 

訪問入浴の看護師が働きやすい職場のポイント

訪問入浴の看護師が働きやすい職場のポイント

 

訪問入浴の看護師が働きやすい職場のポイントは以下の通りです。

 

職場のポイント

  • 大手を選ぶ
  • 件数が適正
  • 人間関係

 

一つずつ解説します。

 

大手を選ぶ

まず訪問入浴で働く際は大手を選びましょう。

 

大手で働くメリット

  • 安心感がある
  • 信頼されやすい
  • 採用がしやすい
  • 福利厚生が充実
  • 設備投資できる

 

家族経営のような会社もありますが、長い目で考えるとあまりオススメできません。

 

  • 看護師としての研修
  • 対外的な会社への信頼感
  • 雇用条件

 

あらゆる面において大手がオススメできます。

 

大手で働くメリットなどをまとめました。

»訪問入浴の大手5社の評判・口コミ・メリット・デメリットまとめ

 

件数が適正

適正な件数で工程が組まれているかも重要です。

 

訪問入浴の適正件数は一日6件ほどです。

それ以上増えると、真心のこもったサービスはできません。

 

  • 疲労感ばかり溜まる
  • やりがいを感じられない
  • サービス提供が作業になってしまう

 

このような感覚にならないように適正な件数でまわれる事業所に就職するべきです。

 

人間関係

人間関係もやはり重要です。

 

  • 前向きに働ける
  • 苦楽を共にできる
  • 何より楽しい

 

こんな職場で働けるかは、人間関係にかかっていると言っても過言ではありません。

 

人間関係は何よりも大切なことかもしれないですね!
わたし

 

看護師が働きやすい職場を探す方法

看護師が働きやすい職場を探す方法

 

では、どのようにして職場を探すのが良いかというと、「転職エージェントに相談する」ことです。

 

転職エージェントのメリット

  • 非公開求人の紹介
  • 条件交渉
  • 内部情報の提供
  • 面接対策

 

看護師にオススメできる転職エージェントは以下の3つです。

 

 

この3つ、マジで鉄板です。

登録は完全無料なので、気軽にご登録ください。

 

まとめ:訪問入浴の看護師は利用者に向き合える仕事

訪問入浴の看護師は利用者に向き合える仕事

 

今回は、「訪問入浴の看護師の仕事内容」について解説しました。

 

記事の要点

  • 訪問入浴の看護師の仕事内容
  • 浴前の健康管理
  • 入浴介助
  • 浴後の健康確認
  • 着脱
  • 家族からの相談
  • 訪問入浴の看護師の2つの役割
  • 入浴介助
  • 入浴の可否判断
  • 訪問入浴の看護師が感じられるやりがいや魅力
  • 利用者との距離
  • 処置が少ない
  • 利用者からの感謝
  • 訪問入浴の看護師が抱えやすい悩みや注意点
  • 体力的に大変
  • 処置は少ない
  • 責任の重さ
  • 人間関係
  • 訪問入浴の看護師に向いている人
  • 医療行為に自信がない
  • ブランクがある
  • 一人の利用者に向き合える
  • 訪問入浴の看護師に向かない人
  • コミュニケーションが苦手
  • 協調性がない
  • 看護スキルを磨きたい
  • 訪問入浴の看護師が働きやすい職場のポイント
  • 大手を選ぶ
  • 件数が適正
  • 人間関係

 

そして、働きやすい職場を探す最も効果的な方法が「転職エージェント」を使うことです。

 

看護師にオススメできる転職エージェントは以下の3つです。

 

 

  • 利用者に寄り添ったケアがしたい
  • もっと密接に利用者と関わりたい
  • 病院での働き方が合わない
  • ブランクがある

 

こんな方は訪問入浴がオススメです。

 

大変な部分もあります。

でも、それ以上にやりがいがあります。

 

ぜひこの機会に訪問入浴を検討してみてはいかがでしょうか。

 

以上、なーぴょんでした。

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