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こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。
このブログでは、「転職サイト」「介護・看護の仕事」「選考対策」「退職代行」の4つのテーマについて解説しています。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 訪問入浴の特徴
- 他の入浴介助と違うところ
- 訪問入浴が他のサービスより劣っているところ
- 訪問入浴が他のサービスよりも優れているところ
本記事訪問入浴に興味がある人に向けて訪問入浴の特徴や他の入浴介助と違うところを解説しました。
この記事を読めば、訪問入浴がどのようなサービスなのか理解でき、より一層訪問入浴について興味が増すはずです。
- 訪問入浴に興味がある
- サービスの特徴を知りたい
- 自分にも働けるか不安
こんな方はぜひ最後までご覧ください。
»訪問入浴とは?【業界14年目の筆者が世界一わかりやすく解説】
訪問入浴の知っておきたい7つの特徴
訪問入浴の知っておきたい特徴は以下の7つです。
知っておきたい特徴
- 人員配置
- 安心して働ける
- 専用浴槽を使う
- 利用期間が短い
- 作業色が強い
- 無資格で勤務可能
- 顧客満足度No.1
一つずつ解説します。
人員配置
一つ目の特徴は人員配置です。
それぞれのサービスが何人で対応するかを表でまとめました。
訪問入浴 | 訪問介護 | 訪問看護 | 施設 | |
人数 | 3 | 1または2 | 1または2 | 1 |
介護サービス全般において、訪問入浴以外は1人の介護職員が複数の利用者を受け持つことが多くなります。
一方で、訪問入浴は3人1組でサービス提供することになるので、他の介護サービスと根本的に人員配置が違います。
スタッフの数が多い場合のメリットは以下の通り。
スタッフが多いメリット
- 手厚いサービスが可能
- 細かいところにまでサービスが行き届く
- 状態変化に気付きやすい
- 失敗をカバーし合える
- トラブルに対応しやすい
3人1組で訪問するところは他のサービスとは違う特徴です。
安心して働ける
二つ目の特徴は安心して働けることです。
3人1組で訪問する訪問入浴は他のサービスと比べても圧倒的に安心して働けます。
安心して働ける理由
- わからないことは他の社員に確認できる
- 看護師がいるので医療的にも安心
- 上司の介護技術を向上させやすい
- 初心者でも先輩社員と必ず一緒に働ける
特に介護未経験の方は安心して働けるので大きなメリットになるはずです。
- 新卒
- 介護未経験者
- ブランクがある方
上記のような方は特に安心して働けるでしょう。
専用浴槽を使う
三つ目の特徴は専用浴槽を使うところです。
各サービスが使用する浴槽を表にまとめました。
訪問入浴 | 訪問介護 | 訪問看護 | 通所介護 | 施設 | |
使用する浴槽 | 専用浴槽 | 自宅の浴槽 | 自宅の浴槽 | 通所介護にある浴槽 | 施設にある浴槽 |
よく訪問介護の入浴介助とどう違うのかを聞かれますが、その回答がまさにコレ。
専用の浴槽をつかうかどうかです。
注意
- 専用浴槽を使わないとサービスが成立しない
- 自宅の浴槽は訪問介護の範疇
訪問入浴の浴槽については以下の記事をご覧ください。
利用期間が短い
四つ目の特徴が利用期間が短いところです。
日本人の平均介護期間は約10年程ですが、訪問入浴の利用期間は約3ヶ月〜6ヶ月程です。
訪問入浴のポイント
- 利用者の介護度は要介護4〜5が約8割
- ターミナルの利用者も多い
- 施設入所までの繋ぎで利用する方が多い
- 在宅で介護をする人が減っている
これらの理由で利用期間が短くなっています。
ポイント
- 短期間で関係性を向上できる
- 人生の終末期に携わることになる
- 人の生き死にと近いところで働くことになる
利用期間が短くてもサービスの特性上、利用者からの感謝は他サービスと比べられないくらい大きいのが特徴です。
作業色が強い
五つ目の特徴は作業色が強いということです。
訪問入浴1件の所要時間は約45分で、そのうち介護としての時間は約10分ほどです。
つまり残りの35分ほどは介護以外の業務をすることになります。
訪問入浴の主な業務
- 浴槽の搬入出
- ホースの搬入出
- 移動物品の現状復帰
- 利用者や家族との会話
向いている人 | 向かない人 |
|
|
訪問入浴は他の介護サービスと比べて作業的な業務が多くなっています。
無資格で勤務可能
六つ目の特徴は訪問入浴は無資格で勤務可能なところです。
訪問入浴 | 無資格OK |
訪問介護 | 介護職員初任者研修 |
福祉用具 | 福祉用具専門相談員 |
施設 | 介護職員初任者研修 |
ケアマネジャー | 介護支援専門相談員 |
介護の仕事に就く場合は資格が必要になりますが、訪問入浴は無資格未経験で働けます。
ココがポイント
- 新卒でも働ける
- ブランクがある方も働きやすい
無資格で勤務できるところは初めて介護職として働く際にメリットとなるでしょう。
ポイント
- 社内で資格取得制度がある企業がおすすめ
顧客満足度No.1
七つ目の特徴は顧客満足度がNo.1であるところです。
これは13年働いていて特に思うことですが、訪問入浴ほど感謝される仕事は介護業界にはないと思います。
顧客満足度が高い理由
- 入浴が好きな方が多い
- 人生で最後の入浴になる可能性がある
- 訪問入浴は入浴の最後の砦になるから
- 人の生死に近いところで働くことになるから
どうせ働くなら「感謝される仕事」や「人の役に立つ仕事」に就きたいという方に向いているサービスです。
以下の記事をご覧ください。
»訪問入浴の大手5社の評判・口コミ・メリット・デメリットまとめ
【比較】訪問入浴と他の入浴介助の違うところ
訪問入浴と他の入浴介助の違うところは以下の通りです。
「入浴」という行為においての違いを解説します。
違うところ
- 訪問介護
- 訪問看護
- デイサービス
- 施設
- 病院
- 訪問入浴
一つずつ解説します。
訪問介護
訪問介護の入浴介助は以下の通りです。
対応する利用者数 | 1名 |
対応する職員数 | 1名または2名 |
自立度 | 要介護1程度 |
入浴場所 | 自宅浴室 |
ポイント
- 自立歩行できることが前提条件
- 自宅浴室を使うのでスペースにも制限がある
- シャワー浴になることが多い
訪問看護
訪問看護での入浴介助は以下の通りです。
対応する利用者数 | 1名 |
対応する職員数 | 1名または2名 |
自立度 | 要介護3程度 |
入浴場所 | 自宅浴室 |
特徴 | 医療処置が可能 |
ポイント
- 自立歩行できることが前提条件
- 自宅浴室を使うのでスペースにも制限がある
- シャワー浴になることが多い
- ケースはそこまで多くない
訪問看護の特徴は医療を提供することが主業務になるところです。
違い
- 訪問入浴:保清、安らぎ
- 訪問看護:保清、安らぎ、医療的ケア
デイサービス
デイサービスの入浴介助は以下の通りです。
対応する利用者数 | 複数名 |
対応する職員数 | 1名または2名 |
自立度 | どの介護度でも可能 |
入浴場所 | デイサービスの浴室 |
ポイント
- 通所できることが前提条件
- 寝たきりでも対応できるところがある
通所介護は1名〜2名でその日の利用者を入浴させます。
ココがダメ
- 個別での入浴は基本的にできない
- 流れ作業のようになりがち
デイサービスは介護負担軽減のために利用される場合があります。
施設
施設の入浴は以下の通り。
対応する利用者数 | 複数名 |
対応する職員数 | 1名または2名 |
自立度 | どの介護度でも可能 |
入浴場所 | 施設の浴室 |
ポイント
- 重度の方でも利用できる
- 寝たきりでも利用できる
施設は介護をしやすい環境になっています。
ココがダメ
- 個別での入浴は基本的にできない
- 流れ作業のようになりがち
デイサービスと同じような入浴方法となります。
病院
病院での入浴介助は以下の通りです。
対応する利用者数 | 1名ずつ |
対応する職員数 | 1名または2名 |
自立度 | どの介護度でも可能 |
入浴場所 | 病院の浴室 |
ポイント
- 医療的に安心できる
病院は医療を提供する場なので、入浴の満足度は期待できません。
ココがダメ
- シャワーのみのところが多い
- ゆっくり温まることは難しい
病院での入浴では満足することは難しいかもしれません。
訪問入浴
訪問入浴の入浴介助は以下の通りです。
対応する利用者数 | 1名 |
対応する職員数 | 3名 |
自立度 | どの介護度でも可能 |
入浴場所 | 専用の浴槽 |
ポイント
- 軽度〜重度の方まで対応できる
- 3人で対応するので手が行き届く
- 一人だけの時間を提供できる
- 専用浴槽を使用する
訪問入浴は手厚いサービスができるため顧客満足度が非常に高いのが特徴です。
訪問入浴が他サービスより劣っているところ
訪問入浴が他のサービスより劣っているところは以下の通りです。
劣っているところ
- スキル習得が困難
- 優先順位が低い
- 単位数が高い
- トラブルが多い
一つずつ解説します。
スキル習得が困難
一つ目はスキルの習得が困難なところです。
「訪問入浴」と「訪問介護」における習得できるスキルの違いを参考にまとめました。
訪問入浴 | 訪問介護 |
|
|
上記のように、訪問入浴は入浴に特化したサービスだからこそ習得できるスキルを限定されます。
ココが劣っている
- 幅広いスキルを習得しにくい
- スキルアップがしにくい
スキルの習得が難しいところは他のサービスと比べると劣っています。
優先順位が低い
二つ目は優先順位が低いところです。
優先順位の高いサービス
- 訪問看護
- 訪問介護
生きるために必要なサービスは必然的に優先順位が高くなりますが、入浴はそこまで高くなりません。
ココが劣っている
- 入らなくても死にはしないと思われがち
優先順位が低いところは他のサービスと比べると劣っています。
単位数が高い
三つ目は単位数が高いところです。
訪問入浴の単位数は1,266単位でデイサービスに1日通うのと同じくらいの単位数です。
- 訪問入浴:約45分でサービスが終わる
- 通所介護:6時間以上預かってくれる
介護者が助かるのは火を見るより明らかです。
ココが劣っている
- 単位に余裕がないと使われない
- 時間的な楽さを優先されやすい
単位数が高くなるところは仕方ないですが、他のサービスより劣っていると言えます。
トラブルが多い
四つ目はトラブルが多いところです。
訪問入浴でよくあるトラブル
- 自宅物品の破損
- 会社備品の破損
- 車両事故
- 近隣トラブル
- 急変時の対応
訪問入浴は他のサービスと比べて使用する物品が多くなります。
ココが劣っている
- 故障や事故のリスクが増える
トラブルが増える点において劣っているかもしれません。
»訪問入浴のトラブル事例10選【実際にあった経験を業界人が解説】
訪問入浴が他サービスより優れているところ
訪問入浴が他のサービスより優れているところは以下の通りです。
優れているところ
- 感謝される度合い
- 顧客満足度
- やりがい
一つずつ解説します。
感謝される度合い
一つ目は感謝される度合いです。
対象となる利用者の心境
- 入浴を楽しみにしている
- 入浴が生きる糧になっている
- 早く入浴したい
訪問入浴の利用者は皆さんが心待ちにしています。
こんな人におすすめ
- 人から感謝される仕事がしたい
- 人に必要とされる仕事がしたい
- 人に役立つ仕事がしたい
訪問入浴は介護保険サービスの中で最も感謝される仕事です。
»訪問入浴に向いている人はどんな人?【長く働いている人の特徴7選】
顧客満足度が高い
二つ目は顧客満足度が高いところです。
訪問入浴は他のサービスと比べて圧倒的に顧客満足度が高くなります。
ポイント
- 3人1組で手厚いサービスが可能
- 看護師がいるので医療的な心配もない
- ゆっくり入浴できる唯一のサービス
こんな人におすすめ
- 一人とじっくり関わりたい
- 時間に追われた仕事がしたくない
- 人から喜んでもらいたい
こんな方に最適なサービスです。
やりがいがある
三つ目はやりがいがあるところです。
桁違いに感謝されるということはやりがいにも直結します。
ポイント
- 自分を必要としてくれている
- 泣くほど喜んでもらえる
- 自分を待っている利用者がいる
訪問入浴はどのサービスにも負けないやりがいを味わえます。
介護保険サービスの中で、訪問入浴ほど喜んでもらえてやりがいを感じられる仕事はないと断言できます。
»訪問入浴のやりがい10選【業界人が経験をもとに職種別に解説】
まとめ:訪問入浴の特徴を理解し自分に合っているか考えよう
本記事訪問入浴に興味がある人に向けて訪問入浴の特徴や他の入浴介助と違うところを解説しました。
記事の総まとめ
- 訪問入浴は他サービスと違う特徴がある
- 訪問入浴は介護保険の中で最も顧客満足度が高いサービス
- 泣くほど喜んでもらえる数少ないサービス
- トラブルが多く単位数が高いというデメリットもある
- 3人1組で働ける介護初心者にもおすすめの仕事
そしてより良い事業所を見つけるためには「転職エージェント」への依頼が断然おすすめです!
訪問入浴は他の入浴サービスと大きな違いがあります。
やりがいを感じながら長く働けるかは、それぞれの特徴をきちんと把握することが大切です。
後悔せずに働けることをお祈りしております。