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【会社によって全然違う!?】訪問入浴の流れを8ステップで徹底解説!

9月 28, 2022

訪問入浴の流れを8ステップで徹底解説!

 

こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。

このブログでは、転職ノウハウや転職サイトの選び方などを解説しています。

 

  • 訪問入浴の流れを知りたい
  • 訪問入浴の業務内容を知りたい
  • 自分にもできるのか確かめたい

 

本記事では「訪問入浴の流れ」について徹底解説しています。

 

この記事の内容

  • 訪問入浴とは
  • 訪問入浴の流れ8ステップとそれぞれの注意点
  • 訪問入浴の所要時間と一日の流れ
  • 訪問入浴の作業で気をつけること

 

訪問入浴は介護保険の中でも利用率が低いサービスです。

そのため、「サービスがどのように進んでいくのかわからない」方は多いのではないでしょうか。

 

本記事では、そんな訪問入浴というサービスがどのように進んでいくのか流れを解説しています。

 

この記事を読めば、訪問入浴の流れや所要時間、一日の流れが理解できるようになります。

 

※3分で読めますので、最後までご覧ください。

 

訪問入浴とは

訪問入浴とは

 

そもそも訪問入浴とはどのようなサービスなのでしょうか。

 

訪問入浴とは

要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活が営むことができるよう居宅における入浴の援助を行うことによって、利用者の身体の清潔の保持、心身機能の維持等を図るもの。

 

自分で入浴できない要介護者の自宅にスタッフが訪問し、安心安楽に入浴のお手伝いをするのが「訪問入浴」です。

 

似たようなサービスに、訪問介護の入浴介助がありますが、中身が全然違います。

 

訪問入浴の特徴については以下の記事で解説しました。

»訪問入浴の7つの特徴

 

本記事では「訪問入浴の流れ」が主テーマなので、訪問入浴サービスの詳細は解説しません。

もし必要な方は以下の記事をご覧ください。

»訪問入浴とは?

 

訪問入浴の流れ8ステップとそれぞれの注意点

訪問入浴の流れ8ステップとそれぞれの注意点

 

訪問入浴の流れは以下の8ステップです。

 

訪問入浴の流れ

  • 訪問
  • 入浴前の健康確認
  • 入浴準備
  • 浴槽への移動
  • 洗顔・洗髪・洗身
  • 浴後の健康確認
  • 後片付け
  • 退出

 

一つずつ解説します。

 

①:訪問

まずは利用者の自宅に訪問します。

 

浴槽やホースなどの使用物品を積んだ車に看護師1名と介護職2名を乗せて訪問します。

 

ポイント

  • 入浴車はワンボックスタイプが多い
  • 軽自動車の入浴車もある
  • 基本は男性が運転する
  • 女性が運転するケースもある
  • 運転手当が付くことも

 

注意点

  • 入浴車の駐車場所はしっかり確認する
  • 駐車違反を取られることもある
  • 許可証のない車輌は駐車しない
  • 貴重品は看護師バックに入れる
  • 車両事故が多いので確認を徹底する
  • 大幅に遅れる際は利用者に連絡する

 

②:入浴前の健康確認

到着後、入浴前の健康確認をします。

 

入浴前の健康確認は看護師が行います。

 

測定する項目は以下の通り。

  • 体温
  • 血圧
  • 脈拍
  • 呼吸数
  • SPO2

 

サービスを導入する際に行う担当者会議にて、入浴の許可値を確認しています。

その数値を基準に入浴の可否判断を行います。

 

注意点

  • 看護師が入浴の可否判断をする
  • 判断をするが独断で決めない(許可値を参考に)
  • 許可値を取ることにより入浴できなくなることも

 

訪問入浴の看護師は入浴介助と入浴の可否判断が業務内容です。

医療行為をするためにいるわけではありません。

わたし

 

入浴の許可値範囲外であれば、入浴→清拭に変更します。

 

③:入浴準備

入浴前の健康確認と同時に入浴準備を行います。

 

入浴準備

  • 物品の搬入
  • ホースの設置
  • 浴槽の搬入〜設置
  • ソープ類の準備
  • 利用者の着脱

 

他の介護職と違い、使用する物品が多いのが訪問入浴の特徴。

 

家のものを壊すことがないように丁寧に搬入しましょう。

 

注意点

  • 重い物品は2人で運ぶ
  • 砂は必ず落とす
  • 引きずる際は傷がつかないように注意
  • ホースの接続部は複数回確認する
  • 肌が弱い人への洗剤の配慮
  • ホース内のカビは洗浄しておく
  • 着脱は基本2人で対応

 

入浴に入る前に必ず点検しましょう。

 

特にホースの接続が緩い場合は、大事故になりやすいので注意が必要です。

 

訪問入浴の浴槽については以下の記事で解説しています。

»訪問入浴の浴槽まとめ

 

④:浴槽への移動

お湯が溜まったら浴槽への移動します。

 

業者によって移動方法は違いますが、一般的なのは以下の通り。

 

移動方法

  • 抱え
  • 脇抱え
  • 担架移動
  • 自己歩行
  • リフト移動

 

利用者の身体状況に応じて移動方法を変更します。

 

最近は脱抱えを推奨している企業が増えています。

腰痛予防としての取り組みですね。

 

抱えが最も従業員に負担がかかる部分になるので、各社さまざまな対応をしています。

 

注意点

  • 腰痛
  • 脱臼・骨折
  • 転倒

 

抱えは利用者が最も恐怖心を感じるところ。

スタッフの声かけが必須となります。

 

またスタッフ同士が連携しあい、息を合わせることが事故防止につながります。

 

利用者の中には100キロを超える方もいます。

協力し合わないと必ず事故が起こります。

しっかり声をかけ合いましょう。

わたし

 

⑤:洗顔・洗髪・洗身

湯船に入れば洗顔・洗髪・洗身です。

 

ここから職種別で作業内容が大きく変わります。

 

オペレーター

  • シーツ交換
  • ベットメイキング
  • 排水確認

 

ヘルパー

  • 湯温調整
  • 全身観察
  • 洗髪・洗身

 

ナース

  • 全身観察
  • 体調の確認
  • 医療機器への注意
  • 洗髪・洗身

 

入浴時間は約10分。

その短い時間の中で頭の先から足の先まで洗うので手際良く洗う必要があります。

 

注意点

  • 洗い残し
  • やけど
  • 皮膚トラブルを見落とさない
  • 全身観察を怠らない

 

スタッフ間の連携が必要不可欠です。

入浴を楽しんでもらいながら、手際良く作業を進めていきましょう。

わたし

 

⑥:浴後の健康確認

入浴が終われば浴後の健康確認で、看護師の業務になります。

 

  • 褥瘡の処置
  • 薬の塗布
  • バイタルの確認
  • 着脱
  • ベット上の最終整備

 

拘縮の強い利用者は介護職員と一緒に着脱をします。

 

また浴後の処置は入浴に必要な医療行為のみとなります。

病院のように、なんでも処置するということはないので、医療行為に自信がない看護師に向いていると言えます。

 

注意点

  • 処置内容は独断で変更しない
  • わからないことは必ず確認する
  • 変化があれば必ず報告する

 

訪問入浴は派遣看護師も多いのが実情です。

社員の方は派遣看護師任せにせず、自分の目で必ず確認しましょう。

トラブルを未然に防げます。

わたし

 

⑦:後片付け

浴後の健康確認と並行して後片付けします。

 

  • 給水ホース
  • 湯水ホース
  • 浴槽の搬出
  • 排水ホース
  • 移動させた自宅の物品を戻す

 

浴前の準備と同様、搬出時も物品がものに当たり破損させないように注意しながら行いましょう。

 

注意点

  • 家の物品に傷をつけない
  • 破損があれば正直に言う
  • バタバタと音を立てない

 

オペレーターは入浴車の片付け、ヘルパーは屋内の片付けを担当します。

入室時と同じ状態に戻しましょう。

わたし

 

⑧:退出

全ての物品が片付けば退出します。

 

  • 感謝の気持ちを伝える
  • 次回の予定を伝える
  • 連絡事項を伝える
  • 押印等をもらう

 

たまに飲み物をもらえたりしますが、あまり良いことではないですね。

過度にならないよう、断ることも大切です。

 

一段落ついたときの休憩が家族さんにとって落ち着く時間でもあります。

しっかりと関係を築きましょう。

 

注意点

  • 忘れ物がないか
  • 傷をつけていないか
  • 水滴が落ちたままになっていないか
  • 移動させた物品が元通りになっているか

 

気持ちよくサービスが終われるように、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。
わたし

 

訪問入浴の所要時間と一日の流れ

訪問入浴の所要時間と一日の流れ

 

ここまでで、一件に対する流れを見てきました。

 

この章では、所要時間と一日の流れを解説します。

 

所要時間

訪問入浴1件の所要時間は約45分です。

 

内訳は以下の通り。

  • 「到着〜準備完了」:約15分
  • 「入湯〜出湯」:約10分
  • 「片付け」:15分
  • 「家族との関わり」:約5分

 

こんな感じです。

 

この45分のサービスを一日6〜7件ほどこなすことになります。

 

45分で1件が終了すると言うと驚く方が多いですが、感動するほど手際が良いですよ。

また、6件以下は赤字になりやすく、6件以上の訪問が大半のようです。

わたし

 

一日の流れ

一日の流れは以下の通り。

 

1日の流れ

  • 8:30  出勤、朝礼、申し送り
  • 9:00  1件目
  • 10:00 2件目
  • 11:00 3件目
  • 12:00 1時間休憩、昼食
  • 13:00 4件目
  • 14:00 5件目
  • 15:00 6件目
  • 16:00 7件目
  • 17:15 事業所帰社、事務処理、翌日の準備
  • 18:30 退社(1時間の残業)

 

会社によって多少の違いはあります。

また訪問する件数も違いますが、大体の流れは同じような感じです。

 

訪問入浴の作業で気をつけること

訪問入浴の作業で気をつけること

 

訪問入浴の作業で気をつけるところを職種別に解説します。

 

ご自身の担当する職種を参考にしてくださいね。
わたし

 

オペレーター編

オペレーターが気をつけることは以下の通りです。

 

気をつけるところ

  • 時間管理
  • 運転
  • 気配り

 

一つずつ解説します。

 

時間管理

オペレーターは時間管理が必要です。

 

一日の工程が円滑に進むように時間に注意しながらサービス提供しないといけないからです。

 

  • 到着時間に遅れるなら連絡
  • 関係機関への報告
  • 社内の連絡事項

 

こういった業務がオペレーターの仕事です。

 

オペレーターはチームの要なので、全体をしっかり把握できるように注意しましょう。

 

運転

当然ながら運転にも気をつける必要があります。

 

職員全員の命を預かることになるので、運転には細心の注意を払いましょう。

 

事故が起こりやすいのは後進するとき。

浴槽を搭載している場合、後ろはほぼ見えません。

 

  • ヘルパーや看護師に後ろを誘導してもらう
  • 不安なときは自分で降りて目視する
  • 内輪差などを理解する

 

運転技術を過信することなく、誘導は必ずつけましょう。

 

気配り

最後に気配りです。

 

訪問入浴は3人1組で行動しますが、男女比のは男1:女2が基本です。

どうしても男性は全体に気を配りながら業務をすることになるので、気配りができるかは重要です。

 

  • 車内での会話
  • 休憩の確保
  • 不安なこと
  • 申し送り
  • 利用者の情報共有

 

気配りができることによりサービスがより良いものになります。

 

私が現場に出ているとき、上司に「男はホストだ」と言われました。

当時はなんのこっちゃわかりませんでしたが、時間が経つにつれ、理解できるようになりました。

わたし

 

ヘルパー編

ヘルパーが気をつけることは以下の通りです。

 

気をつけること

  • 利用者・家族との会話
  • 好みの把握

 

解説します。

 

利用者・家族との会話

利用者や家族との会話は気をつけましょう。

 

ヘルパーはナース同様、利用者と関わる時間が多い仕事です。

 

ついつい言葉遣いが乱れてしまうこともあるかもしれません。

しかし目上の方(もっと言えばお客さま)なので、言葉遣いには気をつけるべきです。

 

好みの把握

できるだけ好みを把握しましょう。

 

  • 強めに洗うのが良いのか
  • 優しく洗ってほしいのか
  • 浴中は話しかけない方が良いのか
  • 好みの湯温
  • 念入りに洗って欲しいところ

 

一つずつクリアし喜んでもらえるサービスにしましょう。

 

関わる時間が長くなると利用者の好みも覚えてきます。

その頃には利用者とは強固な信頼関係を築けていると思いますよ。

わたし

 

ナース編

ナースが気をつけることは以下の通りです。

 

気をつけること

  • 変化を見逃さない
  • 過度な助言はしない
  • 自分で判断しない

 

こちらも一つずつ解説します。

 

変化を見逃さない

看護師の業務は全身観察です。

どんな些細な変化も見逃さないように注意しましょう。

 

  • 皮膚状態
  • 利用者の言葉
  • アザ
  • 家族の表情

 

利用者と同じくらい介護者の変化にも注意が必要で、介護疲れや悩みがある場合でも担当のケアマネジャーに報告が必要です。

 

過度な助言はしない

過度な助言は控えましょう

 

  • ◯◯な薬の方が良いよ〜
  • こんなサービスがあるよ〜
  • こんな処置ができるよ〜

 

オムツの当て方や体位交換のやり方は助言しても良いと思いますが、サービス内容が変わるような助言は控えるべきです。

 

悩みを受けた場合は、担当のケアマネジャーに報告しましょう。

 

自分で判断しない

入浴の可否判断をすることになりますが、自分で判断できない場合は医療機関に相談しましょう。

 

相談先は以下の通り。

相談先

  • 訪問看護
  • 主治医

 

訪問入浴を利用する方は、緊急時対応の連絡先があるはずです。

そちらの医療機関に相談し、指示を仰ぎましょう。

 

訪問入浴でよくあるトラブルについては以下の記事で解説しています。

»訪問入浴でよく起こるトラブルとその対処法!

 

まとめ:流れを把握し実際の勤務をイメージしよう

流れを把握し実際の勤務をイメージしよう

 

今回は、訪問入浴の流れを解説しました。

 

記事の要点

  • 訪問入浴の流れ8ステップ
  • 訪問
  • 入浴前の健康確認
  • 入浴準備
  • 浴槽への移動
  • 洗顔・洗髪・洗身
  • 浴後の健康確認
  • 後片付け
  • 退出
  • 訪問入浴の所要時間と一日の流れ
  • サービスは1件約45分
  • 一日に6〜7件訪問する
  • 訪問入浴で気をつけること
  • オペレーター:3つ
  • ヘルパー:2つ
  • ナース:3つ

 

会社は違えど、訪問入浴のだいたいの流れは同じです。

 

使用する物品や介助の仕方は違う部分もありますが、勤務内容をイメージする際に役立ててください。

 

同じ訪問入浴をする仲間が一人でも増えることを楽しみにしています。

 

以上、なーぴょんでした。

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