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訪問入浴の看護師がきついのは本当?【やりがいも段違いに大きい】

12月 6, 2022

訪問入浴の看護師がきついのは本当?【やりがいも段違いに大きい】

 

こんにちは、なーぴょん(@KOSODATEhoihoi)です。

このブログでは、「介護転職」「訪問入浴」「退職代行」「面接対策」の4つのテーマについて解説しています。

 

悩む女性
訪問入浴の看護師がきついって聞いたけど本当?

自分にもできるか不安です…

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • 訪問入浴の看護師がきついと言われる理由
  • 訪問入浴の看護師が味わえる大きなやりがい
  • 訪問入浴看護師がきついと感じにくい職場の選び方
  • 訪問入浴で働きたい看護師におすすめの転職サイト

 

本記事は転職を考えている看護師に向けて「訪問入浴介護の看護師はきついのか」について解説しました。

 

筆者である私は訪問入浴の会社で働いて13年目です。

 

この記事を読めば自分にもできるのかという不安がスッキリ解消できるはずです。

 

  • 転職を考えている
  • 訪問入浴に興味がある
  • 自分にできるか知りたい

 

こんな方にピッタリな内容になっています。

 

それでは早速見ていきましょう。

 

»訪問入浴の看護師とは?【転職前に知っておきたいことを徹底解説】

 

訪問入浴の看護師はきついって本当?

訪問入浴の看護師はきついって本当?

 

まず初めに結論から。

 

訪問入浴の看護師はきついけどやりがいが桁違いに大きい素晴らしい仕事です。

 

訪問入浴看護師のやりがい

  • 利用者との距離が近い
  • 感謝される
  • 自分を必要とされる
  • 家族とも寄り添える
  • 顧客満足度が高い

 

訪問入浴の看護師はチームにおける唯一の医療職で、利用者や家族、そしてチーム内でも頼られる存在です。

 

自分の存在意義を確認でき、大きなやりがいにつながる訪問入浴は素晴らしい仕事であることに間違いありません。

 

反面、きついと言われるのも事実です。

次にその理由を解説していきます。

わたし

 

訪問入浴の看護師がきついと言われる5つの理由

訪問入浴の看護師がきついと言われる5つの理由

 

訪問入浴の看護師がきついと言われる理由は以下の通りです。

 

きついと言われる理由

  • 体力的なきつい仕事
  • 大きな責任を伴う
  • 看護スキルを磨きにくい
  • マンネリしやすい
  • 介護職との温度差がある

 

一つずつ解説します。

 

体力的に大変

一つ目の理由は体力的に大変だからです。

 

訪問入浴の現場は病院とは違い体力を使う場面が多くなります。

 

訪問入浴で体力を使う場面

  • 浴槽の搬入出
  • 物品の持ち運び
  • 重い利用者の抱え
  • 入浴介助
  • 無理な姿勢での介助

 

上記のように体力を使う場面が多いのも訪問入浴の特徴です。

 

  • 使用する物品が多い
  • 尋常ではないくらい汗をかく
  • 狭い家もある
  • エアコンがない部屋もある

 

訪問入浴は全介護サービスの中で最も体力を使う仕事であると言っても過言ではありません。

 

大きな責任を伴う

二つ目の理由は大きな責任を伴うからです。

 

訪問入浴における看護師の役割は以下の2つです。

 

訪問入浴看護師の役割

  • 入浴介助をする(介護職と一緒)
  • 入浴の可否判断をする

 

つまり入浴してもいいかどうかを判断することになります。

 

急変のリスクを考慮し万が一に備えるのが看護師の役割になるので責任が大きくなります。

 

さらに急変したときには真っ先に対処することが求められるので冷静に対処できるスキルも必要になるでしょう。

 

看護スキルを磨きにくい

三つ目の理由は看護スキルを磨きにくいところです。

 

「病院の看護師」と「訪問入浴の看護師」における業務内容の違いを表にまとめました。

 

訪問入浴の看護師 病院の看護師
仕事内容
  • 入浴介助
  • 着脱
  • 簡単な処置
  • バイタル測定
  • 注射・点滴・採血
  • ナースコール対応
  • 医者とのMTG
  • 最新機器の勉強会 等

 

上記のように訪問入浴の看護師は業務範囲が狭く、同じ看護師でも大きく違っています。

 

最新の医療機器を使うことがなく医者との関わりも少ないため、看護師としてのスキルを磨きにくいというデメリットがあります。

 

マンネリしやすい

四つ目の理由はマンネリしやすいところです。

 

  • 物品の運搬
  • 入浴介助
  • 入浴の可否判断
  • 簡単な医療行為

 

訪問入浴の業務内容は大きく変わることがなく、ある程度決まった利用者を担当することになります。

 

マンネリを防ぐための働き方

  • 利用者との会話を楽しむ
  • 家族とも積極的に関わる
  • スタッフとのコミュニケーションを取る

 

上記のような働き方ができないとマンネリする可能性が高くなり続けることが難しく(きつく)なるかもしれません。

 

介護職との温度差がある

五つ目の理由は介護職との温度差があるところです。

 

訪問入浴の介護スタッフは無資格未経験で仕事をすることができます。

 

そのため知識や熱意が乏しい方が多く、看護職であるあなたとは温度差を感じるかもしれません。

 

  • リスクを理解していない
  • 病状に対する知識がなさすぎる
  • 注意を聞かない

 

このような介護職がいる職場はきついと感じてしまうかもしれません。

 

特に研修体制が整っていない企業はその傾向が強く、入社時に必ず確認する必要があります。

 

「きつさ」を解説しましたが、「やりがい」が桁違いに大きいのも特徴です。

次に訪問入浴看護師が味わえるやりがいを解説します。

わたし

 

訪問入浴の看護師が味わえる大きなやりがい5つ

訪問入浴の看護師が味わえる大きなやりがい5つ

 

訪問入浴の看護師が味わえるやりがいは以下の通りです。

 

訪問入浴看護師のやりがい

  • 感謝度が桁違いに大きい
  • 利用者との距離が近い
  • 家族とも寄り添える
  • チームケアを味わえる
  • 自分を必要とされる

 

一つずつ解説します。

 

»訪問入浴看護師のやりがい5選【業界13年目の筆者が徹底解説】

 

感謝度が桁違いに大きい

一つ目のやりがいが感謝度が桁違いに大きいところです。

 

以下の表をご覧ください。

 

要支援1 0.2%
要支援2 0.6%
要介護1 2.6%
要介護2 8.2%
要介護3 12.2%
要介護4 26.9%
要介護5 49.4%

 

ご覧の通り、訪問入浴は重度の利用者割合が高くなっています。

 

ターミナルの方も多く人生で最後の入浴になる方もいますが、そんな方が入浴できたときの感動は想像を超えるほどの大きさです。

 

利用者や家族からの感謝こそ訪問入浴で働く醍醐味となるでしょう。

 

利用者との距離が近い

二つ目のやりがいは利用者との距離が近いところです。

 

病院 複数人を受け持つ
施設 複数人を受け持つ
訪問入浴 一人の利用者を担当する

 

訪問入浴の場合

  • 一人の利用者のために時間を使える
  • 利用者の要望に応えることができる
  • じっくり関わることができる

 

ご覧の通り、手厚いサービスができる訪問入浴だからこそ、利用者との距離は格段と近くなります。

 

家族とも寄り添える

三つ目のやりがいは家族とも寄り添えるところです。

 

退院後の生活や家族との関わりが少ないことを辛いと感じる看護師が多い中、訪問入浴では家族とも深く関わることができます。

 

  • 介護の相談
  • 介護の愚痴
  • 他のサービスについての相談
  • 些細な会話

 

このように家族と深く関われるからこそ相談されることも多く、看護師である自分を信頼してくれるところにもやりがいを感じるはずです。

 

利用者だけでなく家族にも寄り添えるところに大きなやりがいを感じる看護師はたくさんいます。

 

チームケアを味わえる

四つ目のやりがいはチームケアを味わえるところです。

 

訪問入浴は3人1組で訪問するのでチームでの達成感を味わうことができます。

 

チームケアで味わえるやりがい

  • 3人の息が合えば最高のサービスができる
  • 同じ件数を終えたときの達成感
  • 利用者からの感謝を3人が味わえる
  • 他職種への情報共有ができる

 

3人が1人の利用者を対応するようなサービスは他にありません。

 

チームが力を合わせて最高のサービス提供ができたときにはチームケアの素晴らしさがわかるはずです。

 

自分を必要とされる

五つ目のやりがいは自分を必要とされるところです。

 

訪問入浴は最も顧客満足度の高いサービスだとお伝えしましたが、必然的に感謝され自分を必要とされることなります。

 

入浴したときの利用者の感想

  • 心底気持ちよさそうにされる
  • 普段話さない人が口数が多くなる
  • 涙を流して喜んでもらえる

 

本当に喜んでもらえる仕事に携わるからこそ自分を必要とされていることに気付くはずです。

 

次にきついと感じにくい職場の選び方を解説します。

採用担当者の目線で説明しますね!

わたし

 

訪問入浴看護師がきついと感じにくい職場の選び方

訪問入浴看護師がきついと感じにくい職場の選び方

 

訪問入浴看護師がきついと感じにくい職場の選び方は以下の通りです。

 

職場の選び方

  • 訪問件数が適正か
  • 設備開発に積極的か
  • 労働環境が良い職場か
  • できるだけ大手を選ぶ
  • 転職サイトを活用する

 

一つずつ解説します。

 

»【働きたい人向け】絶対に後悔しない訪問入浴の業者選定法5選!

 

訪問件数が適正か

一つ目の選び方は訪問件数が適正かどうかです。

 

1日の適正な訪問件数は7件で、それ以外の件数になるとリスクが増えてきます。

 

7件以上

  • 体力がきつすぎる
  • 惰性でのサービスになる
  • 良いサービスができない

 

一方、7件以下にもリスクがあります。

 

7件以下

  • 会社として赤字になる

 

きついと感じず楽しく前向きに働くためにも1日の訪問件数は7件ほどの業者で働きましょう。

 

設備開発に積極的か

二つ目の選び方は設備開発に積極的かどうかです。

 

訪問入浴は他の介護サービスよりも多くの物品を使用します。

 

  • 浴槽
  • ホース
  • マット
  • 入浴車
  • モーター
  • カルテ

 

上記は訪問入浴物品のほんの一部で、これ以外にもたくさんあります。

 

その中でも特に「浴槽」と「入浴車」と「カルテ」に設備開発費を注ぎ込めるかが重要です。

 

設備開発のポイント

  • 浴槽→軽量化
  • 入浴車→軽車両への変更
  • カルテ→手書きから電子カルテへ

 

設備開発は従業員の負担軽減に直結するので、改良できている職場はきついと感じにくいはずです。

 

»訪問入浴の浴槽まとめ【大きさ・重さ・種類を徹底調査】

 

労働環境が良い職場

三つ目の選び方は労働環境が良い職場かどうかです。

 

  • 人間関係
  • 雇用条件
  • 残業時間
  • 給与
  • 有給取得率
  • 休みやすさ
  • 訪問件数

 

重視するポイントは人それぞれですが、大前提として労働環境が良い職場で働くことが大切です。

 

労働環境が良い職場

  • 良いサービスができる
  • 精神的負担がかからない
  • 何より働いて楽しい
  • 前向きに働ける
  • 笑顔が多くなる

 

面接時に職場の雰囲気などをきちんと確認しましょう。

 

できるだけ大手を選ぶ

四つ目の選び方はできるだけ大手を選ぶことです。

 

大手で働くメリット

  • 安心感がある
  • 信頼されやすい
  • 採用がしやすい
  • 福利厚生が充実
  • 設備投資できる

 

大手で働くことで間違いなくきつさの負担を軽減できます。

 

また大手は給与が高い傾向にあるためその部分でもきついと感じないはずです。

 

»訪問入浴看護師の給与事情【他では聞けないお金の疑問を全て解決】

 

転職サイトを活用する

五つ目の選び方は転職サイトを活用するということです。

 

きついと感じにくい職場を選ぶときは必ず転職サイトを活用しましょう。

 

転職サイトのメリット

  • 手軽に求人を探せる
  • 情報がまとまっている
  • 効率よく職場を探せる
  • 自分では知れない情報もある

 

さらに転職エージェントに相談するのも良い職場と巡り合う近道になります。

 

特におすすめの転職サイトは以下の3つです。

 

看護師におすすめの転職サイト

 

»転職サイトの選び方【押さえておきたいポイントと効果的に使う方法】

 

訪問入浴で働きたい看護師におすすめの転職サイト

訪問入浴で働きたい看護師におすすめの転職サイト

 

おすすめの転職サイト

  • マイナビ看護師
  • レバウェル看護
  • ナース人材バンク

 

それぞれ解説します。

 

マイナビ看護

求人数 54,577件+非公開求人
非公開求人数 約35,000件
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応エリア 全国(21拠点あり)
エージェントとの関わり方 電話、メール、直接面談
運営会社 株式会社マイナビ

「マイナビ看護師」の特徴

  • 転職サイト大手の安心感
  • エージェントの質がピカイチ
  • 求人数が多い
  • 個別面談も実施できる
  • セミナーを定期開催している

 

 

レバウェル看護

求人数 138,906件
非公開求人数 約60,000件以上(変動あり)
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応エリア 全国
エージェントとの関わり方 電話、メール
運営会社
レバレジーズメディカルケア株式会社

「レバウェル看護のお仕事」の特徴

  • サービス満足度No.1
  • アドバイザー満足度No.1
  • 友達に勧めたいランキングNo.1
  • 高年収求人の取り扱いが多い

 

 

ナース人材バンク

求人数 約190,000件
非公開求人数 約30,000件
対応職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師・看護学生
対応エリア 全国
エージェントとの関わり方 電話、メール
運営会社
エスエムエス株式会社

「ナース人材バンク」の特徴

  • 地域専任のエージェントがいる
  • 非公開求人の取り扱いが多い
  • 顧客満足度97%
  • 事業所の数が多いので相談しやすい
  • 看護師の利用者が年間10万人

 

 

この3つの内、どれかに登録しましょう。
わたし

 

まとめ:訪問入浴看護師はきついけどやりがいのある仕事!

まとめ:訪問入浴看護師はきついけどやりがいのある仕事!

 

今回は転職するか悩んでいる看護師に向けて「訪問入浴の看護師はきついのか」について解説しました。

 

記事の要点

  • 訪問入浴看護師がきついと言われる理由
  • 体力的に大変
  • 大きな責任を伴う
  • 看護スキルを磨きにくい
  • マンネリしやすい
  • 介護職との温度差がある
  • 訪問入浴看護師が味わえるやりがい
  • 感謝度が桁違いに大きい
  • 利用者との距離が近い
  • 家族とも寄り添える
  • チームケアを味わえる
  • 自分を必要とされる
  • きついと感じにくい職場の選び方
  • 訪問件数が適正か
  • 設備開発に積極的か
  • 労働環境が良い職場
  • できるだけ大手を選ぶ
  • 転職サイトを活用する

 

そして看護師におすすめの転職サイトは以下の3つです。

 

看護師におすすめの転職サイト

 

訪問入浴の仕事は確かに大変できついでしょう。

 

しかしそれ以上に他の仕事では味わえないようなやりがいを感じられます。

 

  • 一人に寄り添ったケアがしたい
  • 感謝される仕事がしたい
  • 喜んでもらえる仕事がしたい

 

こんな看護師は訪問入浴を検討してみてはいかがでしょうか。

 

以上、なーぴょんでした。

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